「赤ちゃんはどうやってできるの?」子供向け性教育本が売れている理由

政治・社会

SNSの普及によって増加傾向にあるのが、性暴力被害者の低年齢化です。従来は親自身が性教育をタブー視する雰囲気があり、家庭においてまともな性教育を受けずに育つ子どもが多数いました。また、昨今では子どもでも簡単にアダルトサイトにアクセスすることができ、そこで誤った性に関する知識を身に付けてしまうことが増えています。

このような状況の中で性教育に変化をもたらしているのが絵本です。元々、性教育は口頭で説明するのが難しく、親もどのように伝えたらよいのか悩んでいました。何より、何が「正しい」性教育なのか判断する基準がありませんでした。そうした中で専門家の監修を得た、子どもでも分かりやすい絵本が親から人気を得ています。

欧米ではユネスコが2009年に出したガイドラインに従って、5歳から「プライベートゾーン(体の性的な部位)」を教えるのが一般的です。自分の身体のことは自分で守るという意識を幼い頃から身に付けさせることは、これからの日本の性教育でも重視されるのではないでしょうか。

今回は今売れている性教育の絵本をご紹介します。なかなか立ち読みできる内容でもないので、インターネットで購入するのが気楽なのではないでしょうか。

伊藤泰行

京都市在住。 日本ソムリエ協会認定SAKE DIPLOMA(2018年度合格/No.2153)、SAKE検定認定講師。(社)日本ソムリエ協会正会員(No.29546)。大学卒業後は(株)マイナビに入社し約10年間、顧客企業の新卒・中途採用領域における採用ブランディング、クリエイティブディレクションを経験しました。いつまでもお酒が楽しめるように、毎年1回のフルマラソン完走を目標として健康な体づくりに励んでいます。

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