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資産としての「金」はどのように価格が決まるのか

私は10年以上、株式で資産運用を行ってきました。しかし、最近になって興味を持った資産があります。それが「金」です。直接的に金を購入するのではなく、SPDR Gold MiniShares Trustという米国に上場するETFを通しています。さて、このETFがなかなか良い結果を出してくれません。なぜ、金の価格が下落するのか調べてみると、今は金にとってあまり良い条件ではないことが分かりました。

そこで今回は金がどのような条件で価格変動するのかご紹介します。

金の価格変動要因

金の価格は様々な要因によって変動します。主要な要因は以下の5つです。

1. 需要と供給

金は古くから装飾品や貨幣として利用されてきた貴金属です。金の需要は主に以下の3つによって決まります。

宝飾品需要金は宝飾品として世界中で人気があります。景気が良いと人々は金を使った宝飾品を購入する傾向があり、金の需要が高まります。
投資需要金はインフレや経済不安の際に価値が上昇する傾向があるため、安全資産として投資されています。景気が悪化したり、インフレ懸念が高まったりすると、金の投資需要が高まります。
中央銀行の金準備中央銀行は金を国際的な準備資産として保有しています。中央銀行が金を購入すると、金の需要が高まります。

一方、金の供給量は主に鉱山からの産金量によって決まります。金の産金量は、採掘技術の進歩や鉱山の枯渇などによって変化します。

2. インフレ

インフレ率が上昇すると、金はインフレヘッジ資産として機能するため、金の需要が高まります。なぜなら、インフレになると、紙幣の価値が下落しますが、金は実質的な価値を維持するからです。

3. 金利

金利が上昇すると、金利収入の得られる債券や預金などの魅力が高まり、金の需要が低下する傾向があります。これは、金は金利収入を得られない資産だからです。

4. 地政学的リスク

戦争やテロなどの地政学的リスクが高まると、安全資産として金の需要が高まります。

5. 米ドル

金は米ドル建てで取引されることが多いです。米ドルが弱くなると、金価格は上昇する傾向があります。

上記以外にも、金価格に影響を与える要因はいくつかあります。例えば、天候や自然災害、金に関するニュースや報道なども、金価格に影響を与える可能性があります。

現在は米ドルが非常に強く、想定していた時期よりも金利低下が遅れるとの見方があり、金よりも金利収入が得られる資産を持つほうが得であることから、金の需要が低下しているのだと思われます。

一方で中東における地政学的リスクは続いております。また、中国人による金の購入も増えており、米ドルと金利の状態が反転すれば、一気に金の価格が上昇する可能性もあります。

いずれにしても、リスク分散として金を保有することは必要ではないでしょうか。

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