マネックスカードのクレジットカード積立が3月25日から上限額を月10万円に変更

金融・経済

2024年3月8日の金融商品取引業等に関する内閣府令改正で、今年1月に開始した新NISAのつみたて投資枠(年間120万円)をカバーできるようクレジットカードの決済上限額が見直されたことを受け、マネックス証券でも2024年4月買付分より積立上限額を月10万円に拡大します。

今までの上限投資額は月5万円(年間60万円)だったので、2倍の積立が可能になります。

■積立上限額 <変更前> 月5万円(年間60万円)
■積立上限額 <変更後> 月10万円(年間120万円)
■適用日 2024年3月25日(月)(予定)より申し込み受付開始

 毎月10万円積立で730ポイント獲得

マネックス証券ではマネックスカードを利用して積立を行うと、積立額に応じてマネックスポイントが獲得できます。積立額とポイント還元率は次のようになっています。

■5万円以下 1.1%
■5万円超過〜7万円以下 0.6%
■7万円超過~10万円以下 0.2%

5万円までは1.1%の還元率ですが、それ以降は還元率が低下していきます。ちなみに上限の10万円を積み立てた場合、5万円分で550pt、5〜7万円で120pt、7〜10万円で60ptを獲得でき、合計ポイントは730ptとなります。

この730ptが多いのか少ないのか。例えば、マネックス証券で投資信託を購入している場合、200万円分保有していたとしても、マネックスポイントの付与額は月に134pt(0.08%)になります。私もマネックス証券に口座を持ち、長年トレードしてきましたが、通常のトレードだけではそれほどポイントは貯まりません(もちろん投資額が大きければたくさん貯まりますが)。

だから、月10万円で730ptはとてもお得です。

 貯めたマネックスポイントの使い方

仮に月に730ptを獲得すると、年間で8760ptとなります。このポイントを何に使えばよいのでしょうか。マネックスでは次のような使い方があります。

  • 株式手数料に充当
  • ビットコイン他暗号資産に交換
  • Amazonギフトカードに交換
  • ANA、JALマイレージに交換
  • マネックス関連書籍に交換

一番利用者が多いのが株式手数料に充当でしょう。私もほぼこれに使っています。あとは暗号資産にも使えます。暗号資産はまだ「よく分からない投資」と捉える人が多く、購入したとしてもポイント投資で様子見というケースが多いと思われます。

定番のANA、JALマイレージへの交換ですが、両者ともに1000pt=250マイルになっています。マイラーから見るとそれほどお得ではありません。結局、投資で一番お金がかかるのが手数料ですので、それを充当する使い方が妥当だと思います。

ただし、マネックスは2023年10月にNTTドコモと資本提携を結んだため、今後はdポイントのキャンペーンが多くなると推測できます。dポイントを貯めているかたなら、今後は良い条件で獲得できるかもしれません。

 マネックスのカード積立の詳細を見る

伊藤泰行

京都市在住。 日本ソムリエ協会認定SAKE DIPLOMA(2018年度合格/No.2153)、SAKE検定認定講師。(社)日本ソムリエ協会正会員(No.29546)。大学卒業後は(株)マイナビに入社し約10年間、顧客企業の新卒・中途採用領域における採用ブランディング、クリエイティブディレクションを経験しました。いつまでもお酒が楽しめるように、毎年1回のフルマラソン完走を目標として健康な体づくりに励んでいます。

Related Articles

TOP