【資産運用の基本】コア・サテライト運用とは

金融・経済

2024年から始まる新NISA制度に伴い、今から株式や投資信託等で資産運用を始める人が増えると思います。そこで今回は資産運用する場合の基本スタンスをご紹介します。

 資産運用の基本、コア・サテライト運用とは

「コア・サテライト運用」とは運用資金を「守り」と「攻め」に分けて、それぞれ目的に合った商品に投資する方法です。手元の運用資金を「減らしたくないお金(コア)」と、「積極的に増やすお金(サテライト)」に分けて運用することで、リスクを抑制し安定的なリターンを得ることができます。

減らしたくないお金(コア) 老後資金や教育資金、マイホームの頭金などこれからの生活で必要となり、大きく減らすと困る資金
積極的に増やすお金(サテライト) 大きく減っても困らない余裕資金。減るかもしれないけれど、大きなリターンが生まれることを期待して投資するお金。

資金を2つに分けた後は、それぞれの運用スタンスに合った商品に投資します。コアな資金は長期分散投資を行ない、安定的なリターンを狙います。例えばインデックス投資型の商品がそれに該当するでしょう。一方、サテライトの資金はハイリスク・ハイリターンの商品に投資します。個別銘柄を購入してもよいですし、アクティブ型の投資信託も対象になるでしょう。

コアは銀行に預けるよりはお得、くらいの気持ちで運用できるような商品を。サテライトは投資の勉強も兼ねて、自分の経験を積むための投資と割り切るくらいがよいのではないでしょうか。

伊藤泰行

京都市在住。 日本ソムリエ協会認定SAKE DIPLOMA(2018年度合格/No.2153)、SAKE検定認定講師。(社)日本ソムリエ協会正会員(No.29546)。大学卒業後は(株)マイナビに入社し約10年間、顧客企業の新卒・中途採用領域における採用ブランディング、クリエイティブディレクションを経験しました。いつまでもお酒が楽しめるように、毎年1回のフルマラソン完走を目標として健康な体づくりに励んでいます。

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