1. HOME
  2. ブログ
  3. 金融・経済
  4. 今さら聞く?Googleが開発したBardとChatGPTの違い

Blog

ブログ

金融・経済

今さら聞く?Googleが開発したBardとChatGPTの違い

生成AIと言えば、多くの人はChatGPTを利用していると思いますが、僕はGoogleのBardを使う頻度が高いです。その理由は元になるデータが新しいから。無料のChatGPTの場合、2021年までのデータしか扱っていないので、こちらの質問に対応できなかったり、対応しても使い物にならない回答が多いです。

なぜ同じ生成AIなのに、このような差が生まれるのでしょうか。今回のBardとChatGPTの違いをご紹介します。

BardとChatGPTの違い

Googleが開発したBardとOpenAIが開発したChatGPTは、どちらも大規模言語モデル(LLM)であり、テキストを生成したり、言語を翻訳したり、質問に答えたりすることができます。しかし、両者にはいくつかの重要な違いがあります。その違いを4つの項目で説明します。

■データセット Bardはテキストとコードの膨大なデータセットでトレーニングされています。一方、ChatGPTはテキストのみのデータセットでトレーニングされています。これにより、Bardはコードを生成したり、プログラミングに関する質問に答えたりするのに優れています。
■アーキテクチャ BirdはTransformerアーキテクチャをベースにしています。Transformerアーキテクチャは自然言語処理タスクで優れたパフォーマンスを発揮することが知られています。一方、ChatGPTはGenerative Pre-training Transformer(GPT)アーキテクチャをベースにしています。GPTアーキテクチャはテキスト生成タスクで優れたパフォーマンスを発揮することが知られています。
■タスク Bardはテキストの生成、言語の翻訳、質問への回答など、さまざまなタスクに使用できます。一方、ChatGPTはテキストの生成に重点を置いています。
■将来性 Bardはまだ開発中(試験運用中)ですが、すでにさまざまなタスクで優れたパフォーマンスを発揮しています。今後、Bardはさらに洗練され、さまざまな分野で使用されるようになるでしょう。

表でまとめるとこんな感じです。

項目 Bard ChatGPT
データセット テキストとコード テキストのみ
アーキテクチャ Transformer GPT
タスク テキストの生成、言語の翻訳、質問への回答など テキストの生成
将来性 さまざまなタスクで使用されるようになる テキストの生成に重点を置かれる

どちらにしても、今後の生成AIをリードするのはBardとChatGPTの両者になることは間違いないでしょう。

関連記事