忘年会シーズン到来。脂質を摂りすぎないように基準値を知っておこう。

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今年も残すところ2週間となりました。昨年までは新型コロナの影響により忘年会を控えていた会社も、今年は部署単位など規模を縮小した形で開催するケースが多いようです。私がよく通う居酒屋ではすでに忘年会の予約が年末まで埋まっているようです。

さて、忘年会で気をつけたいのは飲みすぎ食べすぎです。特に忘年会が続くと普段よりも「脂質」を過剰摂取することになり、健康に影響を与えます。症状が悪化すると「脂質異常症」になり、場合によっては動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高まります。

会社員であれば定期的に健康診断を行っているので意識していると思いますが、ここでもう一度脂質の種類と異常基準値をおさらいしてみたいと思います。

 脂質異常症の診断基準

日本動脈硬化学会の「動脈硬化性疾患予防ガイドライン」を元にした基準値です。

LDLコレステロール(悪玉) 140mg/dL以上
中性脂肪 空腹時は150mg/dL以上、非空腹時は175mg/dL以上
HDLコレステロール(善玉) 40mg/dL未満

この中でも中性脂肪の非空腹時の数値が高いと動脈硬化に繋がりやすい傾向があるようです。当然、過剰摂取は良くないのですが、中性脂肪は体を動かすためのエネルギーでもあるので、不足していても困ります。だから、上記基準値を参考にしながら自分にとって最適な数値を維持しましょう。

伊藤泰行

京都市在住。 日本ソムリエ協会認定SAKE DIPLOMA(2018年度合格/No.2153)、SAKE検定認定講師。(社)日本ソムリエ協会正会員(No.29546)。大学卒業後は(株)マイナビに入社し約10年間、顧客企業の新卒・中途採用領域における採用ブランディング、クリエイティブディレクションを経験しました。いつまでもお酒が楽しめるように、毎年1回のフルマラソン完走を目標として健康な体づくりに励んでいます。

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