EC-CUBEのデザイン編集はページとブロックの理解が必要

テクノロジー

一般的なウェブサイトはページ単位でデザインを編集していきますが、EC-CUBEを使ってECサイトを構築する場合は「ページ」と「ブロック」という概念を理解しないとデザイン編集ができません。今回はEC-CUBE3でどのようなページが編集でき、どのようなブロックを設置することができるのかご紹介します。

EC-CUBE3で編集できるページ一覧(購入者側)

EC-CUBE3の購入者側ページ(フロント)でデフォルトで編集可能なページを下記にまとめました。この情報は管理画面の「コンテンツ管理」>「ページ管理」からも確認することができます。また、ここに掲載されているものはデフォルトであって、カスタマイズで新たにページ設定することも可能です。

1 TOPページ
2 商品一覧ページ
3 商品詳細ページ
4 MYページ
5 MYページ/会員登録内容変更(入力ページ)
6 MYページ/会員登録内容変更(完了ページ)
7 MYページ/お届け先一覧
8 MYページ/お届け先追加
9 MYページ/お気に入り一覧
10 MYページ/購入履歴詳細
11 MYページ/ログイン
12 MYページ/退会手続き(入力ページ)
13 MYページ/退会手続き(完了ページ)
14 当サイトについて
15 現在のカゴの中
16 お問い合わせ(入力ページ)
17 お問い合わせ(完了ページ)
18 会員登録(入力ページ)
19 ご利用規約
20 会員登録(完了ページ)
21 特定商取引に関する法律に基づく表記
22 本会員登録(完了ページ)
23 商品購入
24 商品購入/お届け先の指定
25 商品購入/お届け先の複数指定
26 商品購入/ご注文完了
27 プライバシーポリシー
28 商品購入ログイン
29 非会員購入情報入力
30 商品購入/お届け先の追加
31 商品購入/お届け先の複数指定(お届け先の追加)
32 商品購入/購入エラー
33 ご利用ガイド
34 パスワード再発行(入力ページ)
35 パスワード再発行(完了ページ)
36 パスワード変更(完了ページ)
37 商品購入/配送方法選択
38 商品購入/支払方法選択
39 商品購入/お届け先変更 shopping_shipping_change
40 商品購入/お届け先変更 shopping_shipping_edit_change
41 商品購入/お届け先の複数指定
42 MYページ/お届け先編集

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EC-CUBE3のブロックとは

上記ページ管理の「TOPページ」から「レイアウト編集」を選ぶと下記のようなレイアウト画面が表示されます。この中に「ロゴ」や「カゴの中」と記載されたグレーのエリアがいくつかありますが、これは「ブロック」と言われるものです。EC-CUBEではこのブロックをページ毎に配置して基本的なレイアウト(型)を決定します。その後、ブロック本体(部品)の中身をどうするのか決定します。


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EC-CUBE3のブロック一覧(デフォルト)

EC-CUBE3が標準で設置しているブロックは以下の通りです。ページと同様、ブロックも自由に追加することができます。ブロックを先に作ってしまえば、あとは各ページに配置するだけです。

1 ギャラリー
2 フリーエリア
3 新着商品
4 フッター
5 ロゴ
6 ログイン
7 新着情報
8 商品検索
9 カゴの中
10 カテゴリ

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ページとブロックが理解できても編集は難しい

ご説明したとおり、EC-CUBE3を使ってECサイトを構築するには、

  1. まず基本となるページレイアウトを決定する
  2. 各ページに共通して配置する部品(ブロック)を決める
  3. 共通する部品(ブロック)の中身を決める
  4. 各ページに部品(ブロック)を配置していく
  5. 共通部分以外はページ単位で独自にデザインしていく

という流れでデザイン編集していきます。

ウェブ制作の作業レベルでは

  1. ページ単位のデザインを作成する
  2. ページ単位でコーディングする
  3. コーディングしたソースをブロック(部品)に切り分ける
  4. 切り分けたブロック(部品)をEC-CUBEに実装していく

となります。これは一般的なウェブサイト制作の流れとは異なりますので、デザイン・コーディングが出来るデザイナーであってもEC-CUBEを理解していない場合は対応が困難です。つまり、EC-CUBEでデザインを編集する場合は、必ずEC-CUBEを理解している人員が必要になります。ここがEC-CUBE利用のデメリットでもあります。

今後、皆さまがEC-CUBEを利用してECサイトを構築する場合、まずはEC-CUBEを理解している制作会社に声をかけましょう。デザインにこだわるのであれば、その制作会社にデザインの好みを伝え、最適なデザイナーを探してもらう方がスムーズに進行できます。最初にデザイナーに声をかけてしまうと、作業終盤でEC-CUBEの仕様に合わせてデザインを変更することになり、作業の効率性が落ちる可能性がありますよ。

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伊藤泰行

京都市在住。 日本ソムリエ協会認定SAKE DIPLOMA(2018年度合格/No.2153)、SAKE検定認定講師。(社)日本ソムリエ協会正会員(No.29546)。大学卒業後は(株)マイナビに入社し約10年間、顧客企業の新卒・中途採用領域における採用ブランディング、クリエイティブディレクションを経験しました。いつまでもお酒が楽しめるように、毎年1回のフルマラソン完走を目標として健康な体づくりに励んでいます。

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