企業による3Dプリンターの活用事例

テクノロジー

3Dプリンターと聞くと多くの人は部品など細かなモノを造るイメージを持つのではないでしょうか。確かに3Dプリンター初期はそのような使われ方をしていましたが、昨今は様々な分野で活用されています。特に注目されるのは住宅そのものを3Dプリンターで造る企業が現れたこと。米国のマイティ・ビルディングズは3Dプリンターを使い工場で住宅を丸ごと造り、それを大型トレーラーで購入者の土地に運んでいます。2020年からこのような取り組みを始め、多くの実績を上げています。

その他、面白い事例としては食べ物を3Dプリンターで作る企業も。イスラエルのリディファイン・ミートは3Dプリンターを使い代替肉によるステーキ等の製造技術を開発し、2022年から提供し始めます。このような活用ができるということは医療分野において臓器を作ることができる可能性も広がります。これからどのような分野で3Dプリンターが活用されていくのか非常に楽しみです。

企業による3Dプリンターの活用事例

マイティ・ビルディングズ(米国) 工場で住宅を丸ごと製造し、2020年から提供
サイビ・コンストラクション(オランダ) 建築用3Dプリンターを開発し、世界で10台以上の実績
大林組(日本) 大型ベンチを試作し、2022年に実用化を目指す
サイヒューズ(日本) 患者の細胞を使い血管を製造。臨床試験中
丸紅情報システムズ(日本) 臓器モデルをプリンターで作成
三菱重工業(日本) 国産ロケット向けの部品を製造
エアバス(欧州) 航空機に3Dプリンター製の部品を使用

伊藤泰行

京都市在住。 日本ソムリエ協会認定SAKE DIPLOMA(2018年度合格/No.2153)、SAKE検定認定講師。(社)日本ソムリエ協会正会員(No.29546)。大学卒業後は(株)マイナビに入社し約10年間、顧客企業の新卒・中途採用領域における採用ブランディング、クリエイティブディレクションを経験しました。いつまでもお酒が楽しめるように、毎年1回のフルマラソン完走を目標として健康な体づくりに励んでいます。

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