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イントラパーソナル・ダイバーシティって何?

2023年の後半から新聞やニュースで耳にする言葉があります。それが「イントラパーソナル・ダイバーシティ」です。カナカナが多く、わかりにくい言葉ですが、今後のビジネス環境においてキーとなる言葉であることは間違いないでしょう。

イントラパーソナル・ダイバーシティとは日本語で「個人内多様性」とも呼ばれ、一人ひとりの中に多様な視点や役割を持つことを指します。従来のダイバーシティは組織における多様性を指すものでしたが、イントラパーソナル・ダイバーシティは組織ではなく個人の多様性を指します。ざっくり言うと、「私はこの役割だけ担っていればよい」という考えから、「従来とは違う自分を見出し、従来と異なる視点でビジネスに関わる」ことです。

例えば、研究職として新卒入社した従業員が、その見識を生かしながら、マーケティングや商品開発など研究以外の職域でも活躍することが求められます。また、研究職が経営視点を得るためにMBAを取得することで、より多様な視点で会社のビジネスを俯瞰することができます。

これは製薬会社に勤める私の知人の実際のキャリアです。研究職で入社したら退職するまでずっと研究だけしていればよい、という時代では無くなってきているということです。ちなみに知人の彼女は研究職から離れたことで、海外出張する機会が増え、今までよりも生き生きと働いているように感じます。

3つの要素

イントラパーソナル・ダイバーシティは、以下の3つの要素から構成されます。

  1. 経験の多様性
  2. 価値観の多様性
  3. スキルや能力の多様性

経験の多様性とは異なる職種や業界で働いた経験、異文化や異国で生活した経験など、さまざまな経験を持つことを指します。このような経験を持つことで、さまざまな視点や考え方を身につけることができます。また、異文化や異国で生活した経験を持つことで、異なる価値観や文化を理解することができます。

価値観の多様性とは異なる価値観や信念を持つことを指します。価値観の多様性を高めることで、異なる視点から物事を見ることができ、より深く理解することができます。また、異なる価値観や信念を持つ人と交流することで、新たな発想を得ることができます。

スキルや能力の多様性とは異なるスキルや能力を身につけ、異なる役割をこなす能力を指します。スキルや能力の多様性を高めることで、より幅広い仕事に対応できるようになり、活躍の場を広げることができます。また、異なるスキルや能力を持つ人と協力することで、より高い成果を上げることができます。

このような要素を持つことで、「イノベーションの創出」「問題解決能力の向上」「コミュニケーション能力の向上」を実現することが可能になります。

イントラパーソナル・ダイバーシティを高める方法

意味は分かった。では、実際にイントラパーソナル・ダイバーシティを高めるために何をすればよいの?抽象的ではありますが、次の4つが大切だと言われています。

  • 異なる職種や業界で働く経験を積む
  • 異文化や異国で生活する経験を積む
  • さまざまな価値観や信念を持つ人と交流する
  • 新しいスキルや能力を身につける

簡単に言ってしまえば「今までとは違う自分を創る」ことでしょう。長年組織にいると惰性で過ごす方が圧倒的に楽です。地位も名誉も維持できるからです。でも、今後の組織ではそのような惰性で過ごす従業員は重宝されなくなります。必要な従業員とは、常に自分をアップグレードできる人。

パソコンやスマホのOSと同じです。見た目は大きく変わらないのに、高い頻度でアップグレードが行われますよね。でも、このアップグレードのおかげで、1年前とは全く違う中身に入れ替わり、今の環境に最適化されています。働くみなさんも同じです。もはや、1年前の自分は使い物になりません。今のビジネス環境に相応しい中身にアップグレードしなければいけません。

組織のダイバーシティは会社の担当部署が担ってくれましたが、イントラパーソナル・ダイバーシティは従業員が個人で考えなければいけないことです。だからこそ、従業員の意識の差が生まれやすく、逆にそれがチャンスでもあるのです。

イントラパーソナル・ダイバーシティの関連書籍

イントラパーソナル・ダイバーシティが学べる本をまとめました。参考にどうぞ。

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