2024年1月1日から始まる新NISAのポイント

金融・経済

資産運用をされている方は来年1月1日から新NISAが始まるのは既にご存知だと思います。今回の変更により非課税投資枠が大幅に増えました。私は現NISAも利用しているのですが、非課税枠が少ないため、どのように運用すべきか悩むこともあります。しかし、新NISAの場合は非課税枠が今の3倍になるため特に悩むこともなく、ガンガン運用できるでしょう。

今回はそんな新NISAの変更点をご紹介しようと思います。

 ここが変わる新NISA
制度併用 不可→可能
年間投資上限額 120万→360万
生涯非課税限度額 1400万→1800万
売却時の限度額 買付額分の投資枠再利用可
非課税保有期間 5〜20年間→無期限

NISAには「一般NISA」と「つみたてNISA」の2つの制度があるのですが、現NISAはこれらの区別がはっきりしていて、制度併用ができませんでした。しかし、新NISAの場合はこの区別が曖昧になり、制度併用も可能になりました。投資信託の積立を行いながら、一般的な株式の売買も可能になったということです。これは通常の資産運用方法に沿っているので、特にNISAということを意識しないで運用できそうです。

投資枠は3倍に拡大されました。ただ、皆さんの所得が3倍になるわけではありません。だから、投資枠が増えたからと言って、普段の生活を犠牲にして投資を行ってはいけません。簡単に言ってしまうと、お金に余裕のある人ほどお得な新NISAと言えるでしょう。

伊藤泰行

京都市在住。 日本ソムリエ協会認定SAKE DIPLOMA(2018年度合格/No.2153)、SAKE検定認定講師。(社)日本ソムリエ協会正会員(No.29546)。大学卒業後は(株)マイナビに入社し約10年間、顧客企業の新卒・中途採用領域における採用ブランディング、クリエイティブディレクションを経験しました。いつまでもお酒が楽しめるように、毎年1回のフルマラソン完走を目標として健康な体づくりに励んでいます。

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