JR東海がビジネスパーソン向け車両「S WORK」に新シート「S WORKPシート」の導入を決定

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新幹線で移動中にも快適な仕事環境が欲しい。そんな思いを持ったビジネスパーソンのために、JR東海が新しい車両を導入しました。その名も「S WORK」。「S」はShinkansenの頭文字でしょうか。この車両にはビジネス環境が整っているので、移動中でもオンライン会議を行なうこともできます。

 S WORK車両の特徴

この車両には次のような特徴があります。

  • Wi-Fiサービス「S Wi-Fi for Biz」が利用可能。従来の「Shinkansen Free Wi-Fi」の約2倍の通信容量で、接続時間の制限も無し。
  • スマートEX、EXPRESS予約で予約できる
  • 東海道・山陽新幹線の「のぞみ」号の7号車(普通車指定席)に設定

仕事を進める上では十分な環境が揃っています。敢えてマイナス点を挙げるとすれば、電話やオンライン会議、パソコンの打鍵音など、音を出すことが許されている環境であるがゆえに、落ち着いた時間を過ごすことは難しいということです。

私の場合、長時間の移動中は本を読みたいので、おそらくこの車両は使わないでしょう。仕事に追われ、1分でも時間が惜しい場合は利用するかもしれませんが。

 新しく導入される「S WORKPシート」とは

先日の4月19日にJR東海はS WORK車両の一部に新座席「S WORKPシート」を導入すると発表しました。これは3列席の中央をパーティションで仕切り、ひとりで1.5席分のスペースを使用できるというサービスです。簡単に言えば、S WORKのグリーン席のような扱いでしょう。

まだ具体的な情報は公表されていませんが、このシートが導入されれば、隣の存在を気にすることなく仕事に集中することができますよね。ビジネス環境が整っているとはいえ、知らない人が隣にいる席で、社内情報を扱うような仕事はできませんし、セキュリティ的にも問題があります。

S WORKPシートが新幹線での働き方をますます快適にしてくれることは間違いないでしょう。

伊藤泰行

京都市在住。 日本ソムリエ協会認定SAKE DIPLOMA(2018年度合格/No.2153)、SAKE検定認定講師。(社)日本ソムリエ協会正会員(No.29546)。大学卒業後は(株)マイナビに入社し約10年間、顧客企業の新卒・中途採用領域における採用ブランディング、クリエイティブディレクションを経験しました。いつまでもお酒が楽しめるように、毎年1回のフルマラソン完走を目標として健康な体づくりに励んでいます。

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