ChatGPTで正しい答えを導くための、4つの言葉

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今、この記事を書いている時期にChatGPTの創業者が来日し、岸田首相とお話したようです。まだ創業間もない企業のオーナーが一国の首相と直接会うなんてとんでもなくすごいことだと思います。でも、ChatGPTの影響力を考えれば、国レベルで無視できない存在であることも分かります。

私が働く会社でも文章の作成にChatGPTの力を借りるのは当たり前になっています。クライアントへの謝罪メールの内容を考えてもらったり、プレゼンのコンテンツを考えてもらったり。さすがに、表示された内容をそのまま流用するような社員はいませんが、精度はなかなかのものだと思います。

しかし、ChatGPTにも苦手が分野があります。それは数学のように論理的な思考の組み合わせです。人間は目の前の問題を幾つかの段階に分けて解決することができますが、AIはこのような処理を苦手としています。だから、簡単な数学問題でも間違えることがあります。

このようなAIの間違いを正すための方法があります。それが日経サイエンスで紹介されていた呪文です。

ChatGPTで正しい答えを導くための、4つの言葉

次の4つの呪文(言葉)を質問に付け足すだけで、正答率が10%台から70%台に向上します。

Let’s think step by step.(一歩ずつ考えよう)

First,(まず最初に)

Let’s think about this logically.(論理的に考えよう)

Let’s solve this problem by splitting it into steps.(この問題を段階を分けて解こう)

このような言葉の他に、「あなたは数学者です」や「あなたは作家です」のような言葉でAIを専門家になりきらせることで、回答精度が上がるとされています。

今後、ChatGPTを使用するときはこのような言葉を組み合わせてみてはいかがでしょうか?

伊藤泰行

京都市在住。 日本ソムリエ協会認定SAKE DIPLOMA(2018年度合格/No.2153)、SAKE検定認定講師。(社)日本ソムリエ協会正会員(No.29546)。大学卒業後は(株)マイナビに入社し約10年間、顧客企業の新卒・中途採用領域における採用ブランディング、クリエイティブディレクションを経験しました。いつまでもお酒が楽しめるように、毎年1回のフルマラソン完走を目標として健康な体づくりに励んでいます。

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