2022年のキャッシュレス決済比率は、過去最高の36%に

金融・経済

経済産業省は4月6日に2022年のキャッシュレス決済比率を発表しました。それによると、2022年は36%と過去最高の比率となりました。私の場合、すでに現金を使うことがめっきり減り、1週間小銭を触らないケースもあります。今後、キャッシュレス決済比率は今後も伸び続けるでしょう。

面白いのはこの内訳です。Paypayや楽天ペイなどのコード決済や電子マネー決済よりも、クレジットカード決済の方が伸び率が高いのです。若者を中心にBNPL(後払い決済)が増えているためクレジットカード決済の利用者は減っていると考えていたのですが、実は利用者は伸びています。

おそらくクレジットカード会社が若者でも使いやすい仕組みを提供していることが要因でしょう。最近ではアプリで簡単に仮想クレジットカード番号を発行することができ、それを元に買い物ができます。仕組みは通常のクレジットカードとは異なるのですが、そのような仕組みを浸透させることでクレジットカードに対する抵抗感を抑えることに成功したのでしょう。

キャッシュレス決済額及び比率の内訳の推移

少額決済であればPaypayや楽天ペイの方が便利ではあるのですが、高額商品で使うことは難しく(そのような店ではそもそもコード決済を取り扱っていない)、今後もコード決済とクレジットカード決済はうまく使い分けがなされながら併存していくのではないでしょうか。

伊藤泰行

京都市在住。 日本ソムリエ協会認定SAKE DIPLOMA(2018年度合格/No.2153)、SAKE検定認定講師。(社)日本ソムリエ協会正会員(No.29546)。大学卒業後は(株)マイナビに入社し約10年間、顧客企業の新卒・中途採用領域における採用ブランディング、クリエイティブディレクションを経験しました。いつまでもお酒が楽しめるように、毎年1回のフルマラソン完走を目標として健康な体づくりに励んでいます。

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