ソニー銀行からのメールには要注意

金融・経済

最近、自分の元に届く迷惑メールの数が急激に増えています。私はGoogleのGmailを利用しているのですが、1週間放っておくと迷惑メールフォルダに100件以上の迷惑メールが受信されています。ほとんどがいわゆるフィッシングメールです。最近では「国税庁」を名乗るメールまで届きます。国税庁が直接徴収することなんてないのになーと思いながらも、引っ掛かる人がいるから送るのでしょうね。

さて、国税庁と同様に増えているのが「ソニー銀行」に関する迷惑メールです。私はソニー銀行に口座を持っているので他人事ではありません。今回はソニー銀行に口座を持つ人のために、迷惑メールに引っ掛からないためのポイントをお伝えします。

ソニー銀行からのメールには要注意

①メールのURLはクリックしない

フィッシングメールの多くはメールの文面に記載したURLをクリックさせることで成立しています。だから、最も有効な対策はメールのURLをクリックしないことです。もし、メールの内容が気になるようなら、ご自身のブックマークから直接ソニー銀行のWebサイトを開くか、アプリで確認しましょう。重要な通知であれば必ずWebサイト(マイページ)にも表示されているはずです。

②ソニー銀行のドメインはmoneykit.net

ソニー銀行は2つのドメインを運用しています。ネットバンキングではmoneykit.net、コーポレートサイトではsonybank.netと使い分けています。フィッシングメールではソニー銀行からのメールだとと分かりやすくするためにsonybank.netを記載しているケースが多いのですが、会員向けであれば通常はmoneykit.netに誘導します。ただし、ソニー銀行の正式なメールは「sonybank.net」から送られてきます。これがソニー銀行のドメイン使い分けの弱点でもあります。とにかく大切なのは、メールからは何もアクションしないことです。

③キャッシュカードの裏面番号10桁を入力しない

ソニー銀行を使い取引する際には、キャッシュカードの裏面に記載されている10桁の番号を利用します。これはワンタイムパスワードのような役割を果たしていて、例えば「左から2つ目」と「右から3つ目」の番号を入力することで取引が成立します。フィッシングメールではこの10桁の番号を全て入力させようとします。通常の取引で10桁全てを入力することはありませんので注意しましょう。

上記3つのことに注意すればフィッシングメールに騙されることはありません。とにかくメールからは何もアクションしないこと、これが大切です。自分で判断することが難しい場合は、カスタマーセンターに「こんなメールが届いていますが開けても大丈夫ですか?」と相談しましょう。皆さんの通報によって、他の会員の被害を防ぐこともできます。

伊藤泰行

京都市在住。 日本ソムリエ協会認定SAKE DIPLOMA(2018年度合格/No.2153)、SAKE検定認定講師。(社)日本ソムリエ協会正会員(No.29546)。大学卒業後は(株)マイナビに入社し約10年間、顧客企業の新卒・中途採用領域における採用ブランディング、クリエイティブディレクションを経験しました。いつまでもお酒が楽しめるように、毎年1回のフルマラソン完走を目標として健康な体づくりに励んでいます。

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