地域に貢献している大学ランキングBEST10

政治・社会

2021年10月、日本経済新聞社は全国761の国公私立大学を対象に「地域貢献度」調査を実施しました。その結果、地方の国公立大学が上位を占め、私立大学は立命館大学の10位が最高順位でした。なぜ、この時期になって大学の地域貢献を数値化したのでしょうか。それは国の地方創生プロジェクトにおいて、地方の大学の役割が大きいためです。

国は地方創生を進めようとしていますが、地方の産業界や自治体だけではパワーが不足します。そこで存在価値を高めるのが地方の国公立大学です。元々国立大学は国の発展のために活動することが基本であり、京都市立や大阪市立のような公立大学は自治体の財源が使われているため、当然自治体のために活動することが基本です。さらに大学には産業界や自治体とは異なる人材が集まっています。このようなリソースを地域に生かすことができれば、地域創生はより勢いを増すと考えられます。

東京大学や京都大学などの大規模な大学は国の国際的な力を増すために、そして地方の国公立大学はその地域の力を増すために。再度、国公立大学の役割を見直すために、このようなランキングには意味があると感じます。

地域に貢献している大学ランキングBEST10
第1位 名古屋市立大学
第2位 信州大学(長野県松本市)
第3位 徳島大学(徳島市)
第4位 秋田大学(秋田市)
第5位 愛媛大学(松山市)
第6位 島根大学(松江市)
第7位 熊本大学(熊本市)
第7位 鹿児島大学(鹿児島市)
第9位 大阪市立大学
第10位 立命館大学(京都市)

伊藤泰行

京都市在住。 日本ソムリエ協会認定SAKE DIPLOMA(2018年度合格/No.2153)、SAKE検定認定講師。(社)日本ソムリエ協会正会員(No.29546)。大学卒業後は(株)マイナビに入社し約10年間、顧客企業の新卒・中途採用領域における採用ブランディング、クリエイティブディレクションを経験しました。いつまでもお酒が楽しめるように、毎年1回のフルマラソン完走を目標として健康な体づくりに励んでいます。

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