【京都市】学童クラブの利用料金の変更点(2022年)

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前回の「敬老乗車証制度の変更」に加え、子育て支援に直結する「学童クラブの利用料金」にも変更があります。幼い子どもを育てながら働く人にとってはとても重要なことですので、必ず変更点を確認しておきましょう。

学童クラブの利用料金の変更点(2022年)

現在は世帯の所得を基準にした料金体系になっています。この場合、開所時間の長い土曜日や夏休み期間の利用であっても平日と同じ料金になります。その結果、スタッフの確保が難しい土曜日や夏休み期間中の利用が増え、利用量と負担のバランス、そして平日しか利用しない人との間での公平感が課題になります。

この課題を解決するために、2022年4月から月ごとの基本額を導入し、利用日と利用時間に応じた金額を設定することになりました。ざっくり言うと、平日ほど安く、土曜日や長期休暇中は高くなります。例えば一人目の子どもを平日の17時までに預ける場合は9,000円ですが、土曜日を含むと1万1,000円、長期休暇中(8月)だと1万3,000円になります。

平日のみ 平日+土曜日 長期休暇(8月)
17時まで 18時半まで 17時まで 18時半まで
1人目 9000円 1万1000円 1万2000円 1万3000円
2人目 4500円 5500円 6000円 6500円
3人目以降 0円

この変更による影響は次の2点です。

  1. 利用者の4割は値下げ(平日しか利用しない世帯は安くなる)
  2. 利用者の2割は同一料金

なお、今回の変更により影響が大きい世帯には2年間の経過措置があります。詳細は京都市の育成推進課に問い合わせましょう。京都市は飲食や宿泊など、まさに土日や長期休暇中に働くサービス業に関わる人が多いので、一概に今回の変更が歓迎されるとは思えません。

伊藤泰行

京都市在住。 日本ソムリエ協会認定SAKE DIPLOMA(2018年度合格/No.2153)、SAKE検定認定講師。(社)日本ソムリエ協会正会員(No.29546)。大学卒業後は(株)マイナビに入社し約10年間、顧客企業の新卒・中途採用領域における採用ブランディング、クリエイティブディレクションを経験しました。いつまでもお酒が楽しめるように、毎年1回のフルマラソン完走を目標として健康な体づくりに励んでいます。

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