メール添付ファイルに最適なパスワードとは

ビジネス

クラウドストレージの利用者が増えたことにより、今までのようにメールにファイルを添付する人は少なくなったようです。しかし、諸々の手間を考えるとファイルをメールに添付する方が楽で、特に年配のスタッフはその方が直感的に対応できるようです。

メールにファイルを添付する場合、最低限のセキュリティとしてパスワードを設定します。多くの場合、圧縮ファイルを解凍するためのパスワードです。皆さんはどのようなパスワードを設定しますか?メールをやりとりした両者以外にファイルを見る機会が無いことを前提に簡単なパスワードを設定していませんか?

一般的にシステムにログインするパスワードの場合は、数回間違えるとロックがかかりログインできなくなります。一方、添付ファイルのパスワードはこのような制限を設けてないため第三者が何度でもトライすることができます。つまり、ログイン用のパスワードよりも添付ファイルのパスワードの方を強固にする必要があります。

英語小文字6桁は1秒で解読される

先日、セキュリティ対策ソフトのデジタルアーツは、添付ファイルのパスワードに関する調査結果を発表しました。それによると、英語小文字6桁(例「megane」)の場合は1秒未満で解読されてしまうのだとか。その他の結果は次の通り。

  • 英語小文字8桁:20秒
  • 数字のみ12桁:2分51秒
  • 英語小文字・大文字・数字8桁:2日6時間
  • 英語小文字・大文字・数字・記号8桁:55日13時間

これを見ると桁数よりもいかに様々な文字を組み合わせているかが重要かが分かります。1秒で解読される「megane」というパスワードではなく、「Meg@n6」に変えるだけでパスワードがとても強固になることを意識してパスワード設定しましょう。

伊藤泰行

京都市在住。 日本ソムリエ協会認定SAKE DIPLOMA(2018年度合格/No.2153)、SAKE検定認定講師。(社)日本ソムリエ協会正会員(No.29546)。大学卒業後は(株)マイナビに入社し約10年間、顧客企業の新卒・中途採用領域における採用ブランディング、クリエイティブディレクションを経験しました。いつまでもお酒が楽しめるように、毎年1回のフルマラソン完走を目標として健康な体づくりに励んでいます。

Related Articles

TOP