【株式】円安の影響により外国人客と日本人客の需要が見込まれるホテル関連銘柄

金融・経済

私が住む京都市には非常に多くの外国人観光客が歩いています。特に四条河原町から東側にある祇園界隈に行くと日本人よりも外国人の方が多いです。以前は「祇園=飲み屋街」というイメージが強かったのですが、最近は完全にテーマパーク化されています。

そんな状態の京都ではホテルの予約も難しく、宿泊費も高騰しています。これは京都だけでなく全国各地同じ状態でしょう。来月、沖縄に旅行しようと思いホテル予約サイトを開いたのですが、オフシーズンにもかかわらず宿泊費は高値を維持しています。

では、海外旅行であれば安く済ませられるのかといえばそうではなく、円安の影響でどこに行っても為替は不利な状態です。先月、タイに旅したときもあまりにも為替レートが悪かったため、夜の散策を躊躇してしまいました。結局、日本人が今最も安く旅できるところは国内しかありません。

ということで、この円安が解決しない限り、当分の間は国内のホテル需要は高まったままでしょう。では、株式運用する場合、どのような関連銘柄があるのかご紹介しましょう。

 今後も需要が見込まれるホテル関連銘柄

株価は2023年10月24日の終値です。

西武ホールディングス(9024 1,449円
リゾートトラスト(4681 2,103円
共立メンテナンス(9616 5,606円
エイチ・アイ・エス(9603 1,667円
帝国ホテル(9708 907円
ホテルニューグランド(9720 4,675円
京都ホテル(9723 730円

ホテル関連銘柄は需要は高いのですが、すでにその辺りのことは株価に織り込まれています。今後、更に株価があがるには、本業以外のサービス(例えば会議や宴会、リモートワークなど)が開拓できるかが肝になるでしょう。為替はしばらくは150円近辺を維持するため、外国人の需要は大きく変化することはないと思われます。

伊藤泰行

京都市在住。 日本ソムリエ協会認定SAKE DIPLOMA(2018年度合格/No.2153)、SAKE検定認定講師。(社)日本ソムリエ協会正会員(No.29546)。大学卒業後は(株)マイナビに入社し約10年間、顧客企業の新卒・中途採用領域における採用ブランディング、クリエイティブディレクションを経験しました。いつまでもお酒が楽しめるように、毎年1回のフルマラソン完走を目標として健康な体づくりに励んでいます。

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