Web制作会社の営業活動をサポートする、見積もりサービス「ミツモ」は無料で情報掲載できます

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一時期、華やかな業界だったWeb制作業界も昨今は当時の勢いは失せています。5年ほど前までは商工会議所が発行する機関誌の新規会員紹介には毎月のように新しいWeb制作会社が載っていました。しかし、ここ数年は新しいWeb制作会社が載ることはめっきり減りました。

この原因は産業界におけるWeb制作の相対的な価値が落ち、業界内への人材の流入が減ったことや、クラウドで簡単にWebサイトが制作できるサービスが発展したり、SNSが従来のWebサイトの役割を果たしているためだと考えられます。ただし、だからといって今後Web制作会社が必要なくなるのかと問われるとそうではなく、評価の高い一部のWeb制作会社に集約されていくと考えられます。

では、評価の高いWeb制作会社とはどんな会社なのでしょうか。多くの人は「作る技術・スキル」と思われるかもしれませんが、Web制作会社はどこもそれほどスキルや技術に差はありません。多少の差はありますが、どこに発注してもそれなりの成果物が納品されます。差が生まれるのは「作る技術・スキル」以外です。

「作る技術・スキル」以外とは簡単に言えば「作る前」と「作った後」のこと、要は営業活動と顧客サポートです。多くのWeb制作会社には作る人材はたくさん存在しますが、営業やサポートができる人材が不足しています。

 Web制作業界で働きたい営業希望者は少ない

営業を希望する人材(特に転職希望者)の多くは、報酬等の金銭的リターンを求めます。しかし、Web制作は年々単価が下がっている割には、受注から納品までの手間の多さはそれほど変わっておらず、つまり案件当たりの利益は下がる傾向にあります。

不動産や自社開発商品(物・サービス)の営業の場合はすでに存在するものを営業しますが、Web制作は受注してから顧客の要望に沿って作り始めるフルカスタマイズの商品ですので、不動産や自社開発商品の営業よりも受注までのリードが長く、また受注から納品までの期間も長くなります。要は受注からお金になるまでの時間がめちゃくちゃ長いのです。

それでも並行してたくさん売ればお金にはなると思われますが、一般的なWeb制作会社は人的リソースが少ないため、たくさん受注しても自社内で回せません。つまり、営業の能力ではなく、社内のリソースが売上の上限になります。リターンを求めるのであれば、できるだけ大規模なWeb制作会社に入社するしかないでしょう。

ということは、一般的なWeb制作会社は今後も営業社員の流入は望めないということになります。だからいって、これからもずっと社長が営業を行うわけにはいきません。その社長が病気になったり事故にあっても代わりの人材がいないため、営業活動が止まってしまいます。これでは経営上のリスクが大きすぎます。

このようなリスクを小さくするために、社長以外の営業手段を確保する必要があります。それがアイミツなどWeb見積もりサービスです。しかし残念ながらアイミツなど大手見積もりサービスは登録社数が非常に多く、登録するだけでは目立たずリターンは望めません。だから、登録するのであれば、できるだけ登録社数の少ないサービスをオススメします。

 2022年に生まれたばかりの「ミツモ」

今回ご紹介する見積もりサービスは2022年にリリースされた「ミツモ」です。このサービスの主な特徴は次の項目です。

  1. 月額費用は0円
  2. 成約手数料も0円
  3. 成約後は顧客と直接やり取りが可能

この特徴を見れば分かるように、他の見積もりサービスとはビジネスモデルが異なります。というのも、このサービスを提供している会社自体がWeb制作会社であって、見積もりサービスそのもので利益を上げようとしていません。もちろん何らかのカタチで費用は回収すると思うのですが、大手見積もりサービスのように案件が決まらないのに延々と月額費用を支払う必要はありません。

現在は掲載企業を募集中の段階ですので、興味のある方は早めに登録しましょう。一定数掲載企業が集まったら有料になったりするかもしれません。

伊藤泰行

京都市在住。 日本ソムリエ協会認定SAKE DIPLOMA(2018年度合格/No.2153)、SAKE検定認定講師。(社)日本ソムリエ協会正会員(No.29546)。大学卒業後は(株)マイナビに入社し約10年間、顧客企業の新卒・中途採用領域における採用ブランディング、クリエイティブディレクションを経験しました。いつまでもお酒が楽しめるように、毎年1回のフルマラソン完走を目標として健康な体づくりに励んでいます。

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