EV開発に必要不可欠なイーアクスル関連銘柄

金融・経済

イーアクスル(eAxle)は電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)などの電動車両において、モーター、インバーター、減速機などの電動駆動部品を一つのコンパクトなユニットに統合したシステムです。従来の内燃エンジンを持つ車両ではエンジンが動力を発生し、それをトランスミッションを通じて車輪に伝える役割を果たしていましたが、電動車両ではモーターが動力を発生し、それを効率的に車輪に伝えるためにイーアクスルが採用されています。

イーアクスルは車輪に直接結合された電動モーターを持ち、駆動系の要素が一体化しています。これにより、エンジンを必要としないため、車両の設計がシンプルになり、スペースの効率的な利用が可能です。また、イーアクスルの統合により、車両のバッテリーとモーターの連携が最適化され、効率的なエネルギーの利用が実現されます。

つまり、イーアクスルは電動車両の駆動系をスマートにまとめたシステムであり、高い効率性やコンパクトな設計を実現しながら、電動車両の走行性能や節約性を向上させる役割を果たしています。

このようにイーアクスルはEVにとって必要不可欠な存在で、この開発に関わる企業の成長性は高いと見込まれています。それでは、どのような企業がイーアクスルに関わっているのかご紹介しましょう。

EV開発に必要不可欠なイーアクスル関連銘柄
ニデック(6594) イーアクスルを業界に先駆けて2019年4月に発売
明電舎(6508) 2023年4月に150kW社対応のEV向け駆動ユニット「MEIDEN e- Axle」を本格的に販売開始
ユニバンス(7252) 2019年7月にEVメーカーのGLMと協業し、機電一体型の駆動用モーター イーアクスルを搭載したEV試験車両を開発
アイシン(7259) 2019年にデンソーと共同でイーアクスルの開発・適合・販売に特化した新会社ブルーイーネクサスを設立
IJTT(7315) いすゞ自動車系列の部品メーカー3社が統合して発足した自動車部品メーカー
住友ベークライト(4203) 部品を樹脂化したイーアクスルを自社作製し、データの取得、関連部材をセット販売

伊藤泰行

京都市在住。 日本ソムリエ協会認定SAKE DIPLOMA(2018年度合格/No.2153)、SAKE検定認定講師。(社)日本ソムリエ協会正会員(No.29546)。大学卒業後は(株)マイナビに入社し約10年間、顧客企業の新卒・中途採用領域における採用ブランディング、クリエイティブディレクションを経験しました。いつまでもお酒が楽しめるように、毎年1回のフルマラソン完走を目標として健康な体づくりに励んでいます。

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