2024年から経済産業省が「SX銘柄」を創設

金融・経済

2023年2月10日、経済産業省と東京証券取引所は社会のサステナビリティ課題やニーズを自社の成長に取り込み、必要な経営改革・事業変革によって長期的かつ持続的な企業価値創造を進めている先進的企業を「サステナビリティ・トランスフォーメーション銘柄(以下「SX銘柄」)」として選定・表彰し、変革が進む日本企業への再評価と市場における新たな期待形成を促す事業を開始すると発表しました。

このSX銘柄創設の目的は次の2つです。

  1. 企業経営者の意識変革を促し、投資家との対話・エンゲージメントを通じた経営変革を期待
  2. 国内外投資家に対して、このような日本企業が向かう変革の方向性を知らしめることにより、今後の日本株全体への再評価と新たな期待形成に繋げる

ロシアのウクライナ侵攻のような地政学的リスクや気候変動リスクにより、従来のような「稼ぐ力」だけでなく、企業が持続的に活動を続けられるかどうかが株式市場で評価されています。今回のSX銘柄選定はこのような評価に見合う企業を公にすることにより、国内の企業全体が持続的な経営を行うことを狙っています。

具体的にどのような基準で選定するのかは明確になっていませんが、2024年の初回発表の際にどのような企業が選ばれるのか要注目です。

(参考)経済産業省「『SX銘柄』を創設します」

伊藤泰行

京都市在住。 日本ソムリエ協会認定SAKE DIPLOMA(2018年度合格/No.2153)、SAKE検定認定講師。(社)日本ソムリエ協会正会員(No.29546)。大学卒業後は(株)マイナビに入社し約10年間、顧客企業の新卒・中途採用領域における採用ブランディング、クリエイティブディレクションを経験しました。いつまでもお酒が楽しめるように、毎年1回のフルマラソン完走を目標として健康な体づくりに励んでいます。

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