世代別仕事のストレス発散方法

ビジネス

人材総合サービス会社「スタッフサービス・ホールディングス」が面白い調査結果を発表していたのでご紹介します。この調査は16〜60歳の働く人に対して、仕事のストレスを発散する方法を尋ねたものです。

バブル世代 1位・旅行、2位・食事、3位・家族や友人と話す
就職氷河期世代 1位・食事、2位・旅行、3位・家族や友人と話す
ミレニアル世代 1位・家族や友人と話す、2位・食事、3位・旅行
Z世代 1位・食事、2位・家族や友人と話す、3位・音楽を聴く

「食事」がどの世代にも上位に入っていますが、世代によって食事の中身が違います。バブル世代と氷河期世代の食事とは主にお酒を飲むことです。ミレニアル世代やZ世代では飲酒は5位以内にも入らなかったとか。僕は氷河期世代ですが、今の若者との違いは他人とのコミュニケーションの仕方だと感じます。僕の世代はSNSやオンラインゲームなどネット環境が整っていなかったため、誰かと対面でコミュニケーションすることが普通で、そこにはお酒があることが多かったのです。

しかし、今の若者は対面以外でのコミュニケーションが増え、お酒が無くても成立します。おそらく、新型コロナの自粛が解除されて、真っ先に飲食店に向かったのは僕たちの世代で、若者たちは飲食店が無くても他の方法でコミュニケーションする手段を持っていると考えます。

そうなると、今後僕たちの世代と若者世代のコミュニケーションの方法をしっかり考える必要があります。今どき上司が飲み屋に連れて行ってご馳走するだけで喜ぶような若者は希少です。それよりも上司が若者に合わせたコミュニケーションを選択する方が組織は上手く回るのではないでしょうか。

 スタッフサービス・ホールディングス「40周年4世代4000人大調査」

伊藤泰行

京都市在住。 日本ソムリエ協会認定SAKE DIPLOMA(2018年度合格/No.2153)、SAKE検定認定講師。(社)日本ソムリエ協会正会員(No.29546)。大学卒業後は(株)マイナビに入社し約10年間、顧客企業の新卒・中途採用領域における採用ブランディング、クリエイティブディレクションを経験しました。いつまでもお酒が楽しめるように、毎年1回のフルマラソン完走を目標として健康な体づくりに励んでいます。

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