Restaurants x EC

【課題】ネット販売に興味を持ち販売する商品も決めているが、周囲にITに詳しい人がいないため実現しないまま時間が過ぎている。自身で解決したいが通常営業で忙しくITを勉強する時間が割けない。

新型コロナウイルス感染拡大を機に店舗で提供していた食べ物やアルコール類をネット販売する飲食店が急激に増えました。従来とは異なる販売チャネルを開拓することにより新たな顧客層を開拓を実現した飲食店もあります。一方で特に個人経営の飲食店においては店主自身がITに詳しくなかったり、周囲にもITに精通した知人がいないため、頭の中にあるネット販売の展開イメージを実現できていないケースが多いようです。当社ではそのような飲食店に対してネット販売の実現に向けた支援を行います。

飲食店がネット販売する際のポイントは次の通りです。

  1. ネット通販用の商品開発
  2. ネット通販用商品の価格設定
  3. 送料の設定
  4. 梱包資材の準備
  5. 食品表示ラベルの作成(食品表示法)
  6. 保健所への確認
  7. 販売ターゲットの設定
  8. 広告等宣伝方法と予算の設定
  9. EC構築
  10. 商品受注後のオペレーションに関するマニュアル作成
  11. 苦情、トラブル対応の事前準備
  12. ネット販売専用の銀行口座の開設

特に意識しなければいけないことは、店頭で料理を出すことと、購入者の自宅で料理を食べてもらう場合では求められることが異なるという点です。飲食店で最も大切なのは「品質の担保」です。それがネット販売においても実現できるのか、実現するためには何が必要なのか徹底的に考えましょう。万が一、販売した商品によって購入者の健康を害する事態に陥った場合、実店舗の営業にも影響します。そのため実店舗で提供している料理ではなく、ネット販売用の商品(乾物など)を開発したり、真空パック機材を購入することも必要です。

実店舗での営業を続けながらネット販売で必要なことを準備することはとても大変です。だからといって全てを外部に依存してはノウハウが蓄積できず、予算も不足します。したがって、飲食店店主に求められるのは「自分で出来ること」と「外部に依存すること」を明確に分けることです。そうすることで必要な予算も分かり、自分が何をすべきかも明確になります。

今では無料でECを構築できるサービスが多数ありますが、大切なのは構築することではなく、構築前後の準備や運営であることをしっかりと意識しましょう。

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