E-commerce

 

自社でECを展開する場合、従来であれば楽天市場などモール型のサービスに間借り出店する場合が多かったのですが、昨今はECクラウドサービスが充実してきたこともあり、間借りではなく個人店(自社EC)を立ち上げる店舗が増えてきました。自社ECを立ち上げる最大のメリットは消費者との距離が近くなることです。消費者との距離が近くなれば入手できる情報が増え、それを使った戦略が立てやすくなります。データの価値が高まる現在においては、中小企業であってもデータ取得手段を確立することが大切です。

全国が商圏に、そして全国が競合に

制作会社の売り文句として、自社ECを構築することで全国が商圏になる、がよく使われます。これは確かにそのとおりなのですが、見方を変えれば、全国の同業者が競合になるということでもあります。実店舗であれば地域の競合性を考えればよいのですが、ECになるとこれは全国に広がります。そのことを考えずに自社ECを構築しても成功しません。当然、競合調査は全国区で行う必要があり、商品によっては中国のECも競合に入るでしょう。だからこそ、自社ECは構築することよりも戦略が重要です。

中期的なビジョンを持つ

自社ECは短期で結果が出るものではありません。順調に結果を出し続けても、成長軌道にのるには3〜5年かかると言われています。当然、成長軌道に乗れず途中で閉鎖するECが多いのが現実です。そのような環境の中で自社ECを成長し続けるには、立ち上げ前に明確なビジョンを持つことが必要です。3年後にどのような状態にしておきたいのか、その後どのように発展させたいのか。運営責任者は中期計画を立てながら、目標をブレークダウンさせKPIを設定していきましょう。

EC運営は経験値がすべて

ECサイト運営はまさにドラクエと同じです。どんなに強力な武器を持っていても、経験値が低ければザコキャラにさえも勝てません。ドラクエの世界では主人公は一人だけですが、ECでは世界中に強力な武器を持った主人公がたくさん存在します。その中で勝ち残るには、ただひたすら経験値を積むしかないのです。経験値を積むには早くECを立ち上げることが求められます。サイト構築に時間を割いている余裕はありません。早く公開して高速でPDCAを回しつづけることが最も効率的に経験値を貯める方法です。