地方銀行の次世代基幹システムは静岡銀行から

現在、地方銀行では決済業務などを担う基幹システムが次世代型に移行中です。現行のシステムは複雑化して維持費用が膨らみ、新機能の追加にも手間がかかっていたのですが、次世代型に移行することでインターネットでの決済や商品販売などに対応しやすいシステムが実現します。最初のモデル行は静岡銀行が選定される予定です。

従来の基幹システムの課題
  • 2000年代以降は開発や維持費を下げるために、複数行で利用する「共同センター」を軸に運用してきた(地銀全体の8割超が計14の共同センターを設けている)
  • これらは高速処理が得意な半面、複雑で改修に費用がかかる
  • フィンテック事業者など新サービスの投入に柔軟に対応できない(柔軟性に劣る)
  • 地銀のシステム運用費は営業経費の3割程度を占める(運用負担が重い)
  • 独自の仕様に精通した技術者でないと機能追加等に対応できない(属人的)
次世代型基幹システムの特徴
オープン化 公開されている仕様で構築する。そのため幅広いソフトウエアや機器を組み合わせやすい
コンポーネント化 機能やサービスごとに組み込むことができる。システム変更に対応しやすい
クラウド化 自前のシステムを持たずにネット経由で活用できるためコストを削減できる
  • 開発段階から専門人材に関与させ、システム刷新後に起こりやすいトラブルを防ぐ
  • 次世代型は銀行同士の再編等で参加行が増えても拡張しやすく、対応できる技術者が増え、維持・改修費も減らせる

その他、次のようにシステムをクラウド化する地方銀行も現れています。

  • ふくおかフィナンシャルグループはグーグル製のクラウドを採用
  • 北国銀行はマイクロソフトのクラウド型に移行

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