常駐型?在宅型?フリーエンジニアが選べる2つの働き方

正社員としてのエンジニア生活を辞めて、フリーランスのエンジニア(フリーエンジニア)として活躍したいと考える人や、正社員として会社に勤めながら、帰宅後や休日の自由な時間を活用し副業しようと考える人が増えています。フリーと付くほどですので、自由気ままに働くことができそうですが、実態はそれほど気ままな生活を送れるわけではありません。今回はフリーランスの実態と、常駐型・在宅型という2つの働き方のメリット・デメリットをご紹介します。

常駐型と在宅型の違い

フリーエンジニアには主に常駐型と在宅型の2種類の働き方があります。その違いを簡単にまとめてみましたので下記をご覧ください。

常駐型
雇用形態 雇用型
案件数 豊富
案件内容 プロジェクト型
単価 高い
在宅型
雇用形態 業務委託
案件数 限定的
案件内容 単発型
単価 低い

発注する企業の立場になれば分かると思いますが、発注者の目の届く範囲で業務を行う常駐型の方が機密性の高い大型案件が多いということが分かります。一方、在宅型はフリーエンジニアの開発環境に依存するため発注できる案件が限定されます。極端なことを言えば、情報漏洩したとしてもそれほど損害が大きくない案件が中心になるでしょう。そのような案件は概して単価が低いのです。

常駐型の特徴

常駐型の最も顕著な特徴は、発注元となる企業の正社員と同じ環境で働くという点です。出勤時間や退勤時間も決まっていて、働く場所も固定されています。さらに業務範囲が決まっていることも特徴です。正社員であれば業務範囲はあって無いようなものですが、フリーエンジニアの場合は予め決めた契約内容に基づき働くため、業務範囲を超えた業務を行うことはありません。

常駐型の一番のメリットは中長期の案件(プロジェクト)が多いため、収入が安定しているということです。また在宅型と比べると単価が高く設定されていることが多く、同じ時間働くのであれば常駐型の方が収入は高くなります。また、在宅型よりも大型案件が多いため、高度な技術に触れる機会も多く、エンジニアとしてスキルアップする機会にも恵まれます。

常駐型のデメリットは前述した働く場所と時間が決められていることでしょう。常駐型になると、結局正社員の時と同じように朝早く起きて、週5日オフィスに出勤しなければいけません。また、働く場所が大きな企業であるほど、正社員とそれ以外のスタッフの区別がはっきりしていて、人によっては居心地の悪さを感じるかもしれません。

在宅型の特徴

在宅型の特徴は常駐型と逆で、働く場所や働く時間が決められていません。また、作業するための機器も自分で用意する必要があります。そして最も大切なのは、自分の力で案件を継続的に受注する営業力が求められるということです。営業するにはコミュニケーションする能力も求められます。

在宅型のメリットは自由度が高いことです。昼まで寝ていてもOK、深夜に仕事をしてもOK。さらに自宅で仕事をしてもOK、コワーキングスペースやファミレスで仕事をしてもOKなのです。ただし、自由度が高いということはそれだけ自己管理能力が求められます。

在宅型のデメリットは請負契約になる点です。これは成果物の完成を持って報酬が支払われる契約で、仮にその案件に2ヶ月間かかった場合、報酬は2ヶ月後(正式には納品月の翌月末払い)に支払われることになります。つまり、その間報酬はありません。これがどういうことかというと、安定収入を得るためには複数の案件を同時進行しなければいけないということです。これには案件管理能力が求められます。また、万が一納品期限までに納品出来なかった場合、債務不履行により責任を問われるリスクも抱えます。

結局、何に縛られたくないのか

常駐型、在宅型それぞれにメリット・デメリットがありますが、どのように働き方を選べばよいのでしょうか。その目安は「縛られたくないもの」です。「場所・時間」に縛られたくないのであれば在宅型しか選択できません。一方、「会社」に縛られたくないのであれば常勤型も選択できます。

エンジニアの中にはひとつの会社で働き続けることを嫌がる人もいます。例えば、その企業がプロダクト型の企業で自社製品を開発している場合は、その製品に関する分野の開発しか行なえません。一方、フリーエンジニアとして常勤型で働くのであれば、メーカーや金融、ITなど様々な分野の企業で働くチャンスがあります。場合によっては、AIやデータサイエンスなど最先端分野に関わる機会もあります。

まだまだこれからエンジニアとしての能力を高めたいのであれば常勤型を、過去に培ったスキルを生かして気ままに暮らしていきたいと考えるのであれば在宅型が最適でしょう。ただし、フリーエンジニアを途中で辞めて正社員に復帰しようとした時、転職活動でどちらの働き方が評価されるかは一目瞭然ですよね。

おすすめの案件紹介サイト

次に2つの案件紹介サイトをご案内します。1つは「at engineer(アットエンジニア)」、もう一つは「エミリーエンジニア」です。エミリーエンジニアは常駐型に特化したもので、アットエンジニアは少なからず在宅型(リモート型)案件もあります。私自身、人材業界にいたので分かりますが、このようなサービスは似ているように見えて、実は強み弱みがあります。そして、その強み弱みを知るためには、表向きの情報だけでなく、実際に登録して紹介される案件の質を見るしかありません。

また登録後は運営スタッフから連絡があると思うのですが、その対応力を必ずチェックしましょう。興味がない案件を強引に勧めてきたり、言葉遣いや態度が横柄な場合は迷わず退会しましょう。世の中はエンジニア不足です。妥協する必要は全く無く、自分が納得できる案件を選ぶことが大切です。ただし、ライバルが多いということもお忘れなく。

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