サイバーセキュリティ分野で有名なイスラエルですが、現在ではデジタルヘルス分野(医療テック)においても世界をリードしつつあります。すでに関連するスタートアップ企業は550社超あり、遠隔医療や創薬支援、意思決定の支援などの事業が行われ、その約4割がAIを活用していると言われています。
このようなイスラエル発のスタートアップ企業は日本との相性が良く、多くの企業が日本企業と協業し、日本のマーケットにて新サービスを開始しています。イスラエル自体は人口が約900万人で、国内市場はそれほど大きくないため、自社ではなく他国の市場をターゲットにした経営戦略が取られているようです。
イスラエルの医療テック企業(日経調べ)
患者の遠隔監視
アーリーセンス | 介護ベッドでの離床予測、転倒防止に活かす |
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ウィタライズ | 肺活量計や電子聴診器の機能を持つ機器 |
バイオビート | 呼吸数や血圧を病院に送るウェアラブル機器 |
マインドユー | AIが会話から高齢者の認知機能の変化を分析 |
医師のサポート
ウェル・ビート | AIが治療プログラムづくりを支える |
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バットコール | 予知診断に使える聴診器とデータ分析 |
メディセーフ | 高齢者への投薬を管理するシステム |
体調把握
ネテーラ | 皮膚の振動でストレスなどを測るセンサー |
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バイアー・イメージング | 3Dイメージセンサーで生体情報などを把握 |
ビナー | スマホで顔を撮影し、心拍や血圧を分析 |
暮らし支援
インテューイション・ロボティクス | 利用者の好みがわかる会話ロボット |
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オーカム | 眼鏡に付いたカメラが文字を識別し本を朗読 |
トゥゲェザァ | 音楽が脳に与える効果効用で孤独感を解消 |