加盟店に聞きました!always Lunchのメリット・デメリット

10月から京都で開始されたランチ定額食べ放題(サブスクリプション)の「always Lunch」。1日何回利用してもOKという太っ腹な企画に魅了されて、僕も10月17日にパスポートを購入しました。パスポートの金額は税込5,478円。そして、12日後の10月29日に残額が-42円となり、あっさりと原価を回収することができました。ここから来月16日までの利用分はそのまま利益となります。利用者にとっては本当にお得なサービスだと思います。

利用者にとってお得なサービスなのですが、ランチを提供している加盟店は儲かっているのでしょうか。今回様々な加盟店に訪れた際、お店の人に「ぶっちゃけ加盟するメリットありますか?」と聞いてみましたので、その反応をご紹介しましょう。今後、always Lunchへの加入を迷った場合は参考にしていただけると嬉しいです。

加入のメリット

① 認知度のアップ

特に開店間もない飲食店にとって認知度を高めることは喫緊の課題になるのですが、always Lunchは予想以上の集客力があり、認知度を高めるには十分な効果が見込めるという声を聞きました。当初、このようなサービスを利用するのは大学生のような若者だと想定されていたのですが、蓋を開けてみれば30代・40代の会社員も多く、幅広い層に認知されたということです。

② 新規顧客層の開拓

今回、京都で加盟している店舗の多くは四条烏丸近辺にあり京都のオフィス街であるため従来の顧客は会社員が多かったようなのです。しかも、会社員の場合(僕もそうでしたが)、毎日新しい店を開拓するのではなく、行く店は大体決まっていることが多いのです。そのような日々ルーティンでランチをしている会社員を新たに取り込むことに成功した加盟店も多かったです。また、普段贅沢なランチを食べられない(コンビニやファストフードばかり)金銭的に余裕のない若者や新入社員も、always Lunchを使うことで今までとは違ったランチ消費を見せたようです。

加入のデメリット

① 常連客が座れない

前述したように会社員はランチで訪れる店をほぼ固定化しています。1時間という休憩時間中に新たに店を開拓する余裕はなく、高い確率で座席を確保できる店を選ぼうとします。つまり、オフィス街でランチを提供している飲食店はほぼ固定客で営業しているといっても過言ではないでしょう。しかし、always Lunchの効果が予想以上にあったことで、新規客が増えすぎて既存客が店に入れないという事態が発生しています。

既存客が長期的な関係を結んでいる相手だとしたら、always Lunchはそのサービスの間だけ利用する短期客だとみなすことができます。加盟店はalways Lunchを利用することで、この長期客を逃し短期客で営業している状態になります。この良し悪しは加盟店の営業ポリシー次第だと思いますが、客層の変化を心配する加盟店がありました。

② 利益が減少した

元々ランチで儲けようと考えている飲食店は少なく、多くはディナー営業の広告宣伝費として捉えている場合が多いです。しかし、それでも最低限の人件費等は稼ぐ必要があります。always Lunchの仕組みですが、パスポートが使用された飲食店に対して、always Lunch運営会社が手数料を支払うというビジネスモデルになっています。そしてこの手数料の割合は変動ではなく固定だというのです。つまり、ランチ価格が800円でも500円でも加盟店に支払われる手数料は一律500円(仮)だということです。

これが何を表しているかというと、原価率の低いランチを提供している飲食店ほどお得だということです。例えばカレーやラーメンがこれに該当するでしょう。一方、手間の掛かった料理を提供する飲食店であれば原価率は高くなります。前述のように従来800円支払った既存客の代わりに500円しか支払わない(手数料分)新規客が増えているわけですので、同じメニューを提供した場合、確実に利益が減ることになります。

ただでさえ利益の少ないランチなのに、さらに利益を減らしても大丈夫なのか。いくら広告宣伝費といっても、いつまで体力が持つか分からないと言う加盟店もいました。

加盟店はどのようにalways Lunchを活用すべきか

以上のようにこのサービスを利用するにはメリットとデメリットがあることが分かったと思います。この両面から加盟店がalwaysを活用する方法を考えてみました。

① 新規オープン店で活用する

既に固定客が付いている飲食店でこのサービスを利用すると、固定客を失うリスクを伴います。特にその固定客が会社員の場合、ディナー営業にも訪れてくれたり、会社の宴会で利用してくれる場合もあり機会損失額が大きくなるでしょう。しかし、固定客が付いていない飲食店であれば短期間で認知度を高め、新規客を獲得できる可能性が高まります。

② always利用客を制限する

これは実際に行っている店舗がありましたが、このサービスで訪れる客を人数制限するのです。例えば10食限定というように固定しておきます。そうすれば急激な利益率低下も避けられますし、固定客を断るシーンも減っていくでしょう。全ての客を平等に扱う必要はありません。always利用客はただ安くランチが食べたいだけの人がほとんどです。このサービスが無くなっても店に来てくれる保証はどこにもありません。

③ always専用メニューを用意する

定価に対して満額支払ってくれる通常客に対しては今まで通りのメニューでも問題ありませんが、そうでないalways客ばかりが増えると利益が減少します。そこで通常客とalways客の利益額を統一するため、always専用のメニューを考案してみてはいかがでしょうか。手間をかける代わりに量を増やすなど、満足度を下げない方法はいくらでもあるでしょう。特に若者利用者が多いalwaysであれば量を重視してもよいかもしれません(ご飯大盛りOKとか、味噌汁お代わり自由など)。

以上のようにalwaysを活用することで加盟店も負荷なく運用できるはずです。加盟するかどうか迷ったら、実際に加盟している店舗に訪れてヒアリングするのも有効だと思います。

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