大学発ベンチャーデータベースで見る大学発ベンチャーの実情

2019年5月8日、経済産業省は「平成30年度大学発ベンチャー実態等調査」を発表しました。今後、イノベーションの担い手として期待されている大学発ベンチャーですが、実際はどのような環境で事業を行っているのか。本調査の結果を元にご紹介します。また、大学発ベンチャーの実情がわかりやすく纏められている「大学発ベンチャーデータベース」というサービスも後ほどご紹介します。

大学発ベンチャー創出数ベスト10

2018年度の大学発ベンチャーの数は2278社と過去最高を記録していますが、どのような大学からベンチャーが生まれているのでしょうか。結果は以下の通りで、ここ数年間は東京大学がトップを独走しています。しかしながら、京都大学や筑波大学も年々伸び率が上がっています。また、ベスト10には入りませんでしたが、デジタルハリウッド大学というデジタル系株式会社が創った大学が11位に入っています。

1位 東京大学(271社)
2位 京都大学(164社)
3位 筑波大学(111社)
4位 大阪大学(106社)
5位 東北大学(104社)
6位 九州大学(90社)
7位 早稲田大学(82社)
8位 慶應義塾大学(81社)
9位 名古屋大学(76社)
10位 東京工業大学(66社)

以上の大学が大学発ベンチャーを創出しやすい環境・体制であることが分かります。今後、入学する大学を選ぶ際の基準になりますし、企業が大学と共同してビジネスを創り出す場合の大学選びにも参考になるでしょう。これを見る限り、各地域の拠点となる大学がバランスよく含まれていますので、それほど地域差はないと思われます。

大学発ベンチャーの成長要因

大学発ベンチャーの成長要因は「ステージ前期」と「ステージ後期」では異なることが分かります。簡単に言えば、前期では「資金」や「アライアンス」が決め手になります。そして後期においては「人材」が決め手になります。これは大学発ベンチャーに限らず、どのような新規事業でも同じことです。

ステージ前期
  • エンジェル・VCからの出資あり
  • 国内大企業とのアライアンスあり
  • 大学・公的研究機関とのアライアンスあり
  • 技術顧問が企業の技術者・研究者
ステージ後期
  • CEOの経歴が企業の経営層であること
  • 公的調達あり
  • エンジェル・VCからの出資あり
  • 技術顧問が企業の技術者・研究者
大学発ベンチャーデータベース

ご紹介した調査結果はごく一部で、詳細に関しては「大学発ベンチャーデータベース」で閲覧することができます。また、調査結果以外にも実際の大学発ベンチャーに関する個別情報も閲覧することができます。大学発ベンチャーとアライアンスを組みたい場合や、就職先を検討する際に参考になるのではないでしょうか。

 大学発ベンチャーデータベース

【参考書籍】

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