今注目されている「デカフェ」ってなに?

僕は毎朝出かける前と勤務時間中に数回、コーヒーを飲みます。このコーヒーの主要成分のひとつがカフェインです。このことは誰でもご存知でしょう。カフェインはコーヒー100mlあたり約60mg含まれています。ちなみにカフェイン含有量はコーヒーよりも玉露の方が多く、玉露100mlあたり約160mgも含まれています。

このカフェインには集中力を高め作業能力を向上させたり、運動能力を向上させたりする効果が明らかになっていますが、その一方でカフェインは健康を害するケースもあると報告されています。例えばストレスホルモンのひとつであるコルチゾールの分泌増加です。このコルチゾールが過剰に分泌されると不安症、うつ、記憶力と集中力の問題、睡眠障害、体重増加、心疾患等の健康上の問題を引き起こす可能性が高いと言われています。

つまりカフェインは適度に摂取すればプラスになることがあるのですが、過剰摂取するとマイナスになることが増えます。しかし、人は少しでもマイナス面があると分かってしまうと、それを排除しようという気持ちが働きます。そもそも何を基準に摂取量を測ればよいのか分かりません。そこで登場したのが「デカフェ」です。

シニアや訪日外国人が注目

デカフェ(decaf)とは本来カフェインを含んでいる飲食物からカフェインを取り除いた、カフェインを含まない飲食物のことで、一般的にはカフェインレスコーヒー(デカフェコーヒー)を指します。このデカフェですが、最近各飲料会社が輸入量を増やしたり、小売業が専用の棚を用意したりと市場で注目されています。2000年の輸入量は594トン程度だったのですが、2016年には3023トンと約5倍に増えています。

では誰がこのデカフェを好んで飲むのでしょうか。従来は妊婦などカフェインを摂取できない人が中心だったのですが、最近ではシニア層や訪日外国人が注目されています。特に注目されているのが訪日外国人でしょう。デカフェ自体は日本よりも海外の方が定着しており、日常的にデカフェを飲むシーンが多いと思われます。当然、日本に訪れた際もデカフェがあればそれを選択する可能性が高くなります。

また訪日外国人以外にも若者も主なターゲットになっています。今の20代は生まれたときから世の中が健康志向で、そのような市場で育ってきました。つまり、私たち40代や50代と比べると明らかに健康志向が強いと思われます。そんな彼らにデカフェ文化を根付かせることができれば長期的に安定した市場を作ることができます。

健康食品はやはり高い

良いことばかりが注目されるデカフェですが、課題もあります。それは価格が高いことです。取引価格を見ると普通のコーヒーの約5割以上高いのだとか。なぜ、このような価格になってしまうのでしょうか。それは、カフェインの除去にコストがかかるからです。

欧米ではこの除去工程で薬剤を使用することが認められていて、この場合、低コストで除去することができます。しかし、日本ではこの方法がまだ認められていません。つまり、日本でデカフェを作るためには薬剤以外の高コストな除去方法を選択するしかありません。

その結果、市場での価格はどのようになるのでしょうか。楽天市場で販売されているデカフェ商品を調べたところ、100gで500円程度が相場だと分かりました。これが高いのか安いのかは人ぞれぞれの感覚ですので何とも言えませんが、今後需要が増えていけば価格も低下する可能性は高いと思われます。

来年の東京オリンピック開催に向けて、食という面においても、様々な取り組みが始まっています。新しい食文化が広がっていくことが良いことです。今後も注目していきたいと思います。

 全日本コーヒー協会

楽天市場で最も売れているデカフェ商品

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