体組成計で分かった45歳になった僕の体組成

スポーツ・文化

45歳になった記念に、いつも通っているフィットネスジムで体組成を測定してきました。そもそも体組成とは何なのでしょうか。体組成とは筋肉や脂肪、骨、水分など体を構成する組成分のこと。この組成分を数値で出すことによって、計測時点の自分の体の構成を知ることができます。僕は6年ぶりの計測だったのですが、本来であれば最低でも3ヶ月に1回は計測して、その数値の変化を見ることが大切なんだとか。

今回は僕の体組成測定の結果と、各測定項目の内容をご紹介します。今後、体組成計を使う機会がある場合は参考にしてください。

全身チェック

使用した機器はTANITAのMC-980Aです。これはフィットネスジムなどに設置されている業務用モデルで、販売価格はなんと200万円もします。多分、TANITAが販売している機器の中でもかなりの上位機種になるのではないでしょうか。では、早速45歳の僕の全身チェック結果です。カッコ()の中の数値は標準範囲です。

体重 62.9kg(52.2-70.3)
体脂肪率 20.7%(12.0-22.9)
脂肪量 13.0kg(6.8-14.8)
除脂肪量 49.9kg
推定骨量 2.6kg(2.5-3.2)
筋肉量 47.3kg(45.9-58.8kg)
体水分量 31.7kg
タンパク質など 15.6kg
BMI 22.3(18.5-24.9)

見てください!見事に標準範囲に収まっています。週に3回も居酒屋で日本酒を飲み、週に2回は深夜に餃子の王将に行ってもこの数値。おそらく、毎朝フィットネスで体を動かしているからだと思います。自分の食生活を考えると、いかに体を動かすことが大切かということが分かりますね。

この項目の中で聞き慣れないのが「除脂肪量」です。これはその名の通り「体重から脂肪を除いた重量」です。そして「体水分量」。これは想像する水分のことではなく、血液やリンパ液など体に中にある液状の組成分のことを指します。「BMI」は皆さんご存知ですよね?これは「体重÷身長÷身長」で計算され、疾病が少ない理想の数値は「22」とされています。

筋肉総合評価

これは各部位にどの程度の筋肉があるのか計測したものです。カッコ()内の数値は指数です。

体幹部 26.5kg(0)
左腕 2.1kg(-2)
右腕 2.2kg(-2)
左脚 8.2kg(-1)
右脚 8.3kg(-1)

僕は右利きですので左よりも右の方が筋肉が多いことが分かります。一応、継続的に筋トレを行っているので、左右にそれほど差は出ないと思ったのですが、今回も0.1kg程度しか差はありませんでした。脚も同じように0.1kgしか差がありません。もし筋トレを行っていなかったら、左右に大きな差が出たのかもしれません。ちなみに指数で見ると、僕は標準よりも筋肉が少ないようです。筋トレもランニングもしているのですけどね〜。なかなか筋肉を付けるのは難しいということですね。

筋肉量のボディバランスは少し右に片寄っているようです。もう少し意識して左を鍛える必要がありそうです。そして脚部筋肉量点数は98点でした。これは体重に占める脚の筋肉量を測ったものです。脚の筋肉が少ないと、転倒の原因になったり、歩く速度が低下して日常生活に支障が生じやすくなります。皆さんも分かると思いますが、同じ年齢のお年寄りなのに、元気に自分の脚で歩いている人と、杖など補助具を使用している人がいます。おそらく、自分の脚で歩いている人はそれなりの筋肉量を維持しているからでしょう。だから、この脚部筋肉量は加齢とともに強く意識する必要があります。45歳の男性平均は85点前後ですので、だいぶ評価が高くなりました。これも普段走っているからだと思います。

ちなみに脚部筋肉量の男女差ですが、30歳から50歳までは女性の方が標準値が高く、60歳から80歳までは男性の方が標準値が高くなっています。

脂肪総合評価

これは各部位にどの程度の脂肪があるのか計測したものです。カッコ()内の数値は指数です。

体幹部 7.9kg/22.2%(0)
左腕 0.4kg/15.0%(0)
右腕 0.4kg/14.5%(0)
左脚 2.1kg/19.6kg(0)
右脚 2.2kg/19.7kg(0)

指数を見ると、僕の各部位の脂肪は標準に収まっているようです。良かった。これを見ると、脂肪がどこに付きやすいのか分かりますね。腕よりも脚、脚よりも体幹です。体幹とは簡単に言えば腹と背中です。

BMR、VFR、アスリート指数

BMRとは「基礎代謝量」のことです。簡単に言えば「生きていくために最低限必要なエネルギー」のこと。同じ体重でも筋肉量が多い人の方が基礎代謝は高くなります。VFRとは「内臓脂肪レベル」です。そしてアスリート指数は、測定者の体組成がどのくらいプロスポーツ選手などアスリートに近いのか数値化したものです。

基礎代謝量(BMR) 1365kcal
内臓脂肪レベル(VFR) 9
アスリート指数 55

基礎代謝量は標準に入りました。内臓脂肪もギリギリ標準に入りましたが、今の食生活を続けると「やや過剰」に入る可能性が高いということです。気をつけます!アスリート指数はスタンダードで、その中では上の下くらいでしょうか。もう少し頑張ればアスリート1に入れるかもしれません。

フィットネスに行かない人は自宅用を購入しましょう

僕のようにフィットネスクラブに通っている人は、そこで計測できます。僕の場合は1回540円で計測できました。この金額であれば3ヶ月に1回くらい受けても大丈夫ですよね。では、フィットネスに通っていない場合はどのように測定すればよいのか。これはTANITAの自宅用計測器を購入するしかありません。価格は最新の機種でも1台20,000円以下で購入できます。体重計機能も付いているので、これから体重計の購入を検討している場合は体組成計を購入することをオススメします。

歳を取るほど、自分の体を客観的に捉えることが大切です。人は必ず衰えます。その衰え方を数値で管理することで、その時何をすべきなのか自分で判断できるようになりましょう。

楽天市場で一番人気の体組成計

伊藤泰行

京都市在住。 日本ソムリエ協会認定SAKE DIPLOMA(2018年度合格/No.2153)、SAKE検定認定講師。(社)日本ソムリエ協会正会員(No.29546)。大学卒業後は(株)マイナビに入社し約10年間、顧客企業の新卒・中途採用領域における採用ブランディング、クリエイティブディレクションを経験しました。いつまでもお酒が楽しめるように、毎年1回のフルマラソン完走を目標として健康な体づくりに励んでいます。

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