JR西日本が忘れ物自動通知サービスを開始

先日、JR西日本はIoTスタートアップ企業のMAMORIO株式会社と協力し、忘れ物自動通知サービスを2019年2月1日(金)から開始することをリリースしました。JR西日本圏内の忘れ物件数は年々増加しています。2016年度の忘れ物件数は約120万件で、そのうち返却できる忘れ物は約3割です。つまり、残りの7割の忘れ物はJR西日本や警察署で保管・管理する必要があり、保管スペースの逼迫が喫緊の課題となっていました。

このような課題を解決するためには、忘れ物をした本人にその旨を伝え、受け取りに来てもらう仕組みを構築するしかありません。そこで考え出されたのが、紛失防止デバイス「MAMORIO」との連携です。

忘れ物自動通知サービスの仕組み

私たちが忘れ物をして自動通知を受け取るには、紛失防止デバイス「MAMORIO」を対象となる荷物に付けておく必要があります。このデバイスの重量は約3gということですのでバッグの内ポケットや財布の中に入れておいても特に違和感なく使用できるでしょう。購入はMAMORIO公式サイトだけでなく、Amazonや楽天、ヤフーショッピング等の主要モールでも購入できます。また、このデバイスの他にMAMORIO専用アプリをご自身のスマホにインストールする必要があります。

このデバイスを付けた荷物がJR西日本のMAMORIO SPOT(忘れ物センター11箇所)に届くと、自動で通知を発信し、ご自身のスマホに荷物がどこの忘れ物センターに保管されているのか通知が届く仕組みです。

課題は多いが、楽しみなサービス

JR西日本の忘れ物の中で最も多いのが傘だということです。ですので、まずは自分が大切にしている傘にこのデバイスを付けてみてはいかがでしょうか。残念ながら僕が使っている傘は安物ですので、受け取りに行く電車賃の方が高くなってしまいそうです。ビジネスに利用する場合は会社がデバイスを一括購入して管理する必要があります。特に重要なのは営業社員が利用する持ち出し用PCです。このPCにデバイスを付けておけば、最悪の事態を防ぐことができるかもしれません。ステッカー式のデバイスが販売されればビジネス用途の需要は増えそうなのですが、残念ながらそのようなデバイスは販売されていません。

このサービスの一番の欠点は「スマホを忘れたときは何もできない」ということです。僕自身も経験がありますが、周囲ではスマホをどこかに置き忘れるケースが増えています。スマホって個人情報の塊ですので、それを紛失したときは本当に焦りますよね。しかし、このサービスはスマホで通知を受けるため、そのスマホが手元になければ通知を受けられません。またスマホが手元にあったとしても電源が落ちていれば通知は入ってきません。だから、スマホ以外で通知を受け取る代替手段があれば助かります。例えばウェブでその通知を受け取ることができたり。

もう一つはデバイスの管理に関して。Amazonのレビューにも記載が多いのですが、デバイスのバッテリーは1年も持たず、電池交換も自身で行うことができません。デバイスの価格は1個4000円弱で、決して安い買い物ではありません。つまり、忘れ物サービスを受けるにはこのデバイスを購入し続ける、もしくは有料の電池交換を行い続けるという負担を負う必要があります。デバイスがもう少し安価で、電池交換が自身で行えたらよいのですが。

最後はマイナス面のお話になりましたが、このような実験的なサービスはどんどん行って欲しいと思っています。やってみないと課題も見えてきませんし、意外な利用方法が見つかるかもしれません。またこれが上手く運用できれば他の私鉄でも利用されるかもしれませんよね。楽しみです。

 JR西日本「MAMORIO とJR 西日本は共同でIoT を活用したお忘れ物自動通知サービスを開始します」

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