就活生の親が子どもに入ってもらいたい就職先とは

先日、就職情報大手のマイナビが「2018年度就職活動に対する保護者の意識調査」をリリースしました。その結果を見ると、最近の就活生の親は、子どもが入社する企業に対して「経営が安定している」ことを最も重視していると分かります。しかし、これは今に限った話ではないでしょう。誰しも経営は安定しているほうが良いと思っています。おそらく20年以上前に同じ調査を行ったとしても、きっと同じ結果が出たと推測できます。

重要なのは親がどう思っているか、ではなく、親と子どもの意識にどの程度の差があるか、ということです。今回はこの意識の差を測る物差しとして親が「子どもに働いてほしい企業」と就活生が「就職したい企業」のリストを比較してみました。

子どもに働いて欲しい企業ベスト10
1位 公務員(官公庁、自治体など)
2位 トヨタ自動車
3位 NTT
4位 日本航空
4位 パナソニック
6位 グーグル
7位 味の素
7位 伊藤忠商事
7位 全日本空輸
7位 ソニー
7位 三菱商事
大学生就職人気企業ランキングベスト10
1位 ソニー
2位 全日本空輸
3位 日本航空
4位 東京海上日動火災保険
5位 JTBグループ
6位 オリエンタルランド
7位 資生堂
8位 味の素
9位 サントリーグループ
10位 エイチ・アイ・エス

親が選んだ企業の第一位は公務員です。世間で揉まれて歳を経た人ほど公務員の安定性は魅力に感じるのだと思います。もしかしたら今の就活生が親の世代になったら、彼らの子どもにも公務員を勧めるかもしれません。他の特徴としては、大学生はやはり世間を知らないため消費者目線で企業選びをしています。学生生活でお世話になっている企業が中心になるのは仕方がないでしょう。一方、親が選ぶ企業は日本を代表する大企業が中心で、働く立場として現実的に選んでいると考えられます。

両者に共通しているのは金融、いわゆる都市銀行がひとつも入っていないことです。数年前は人気企業の常連だった都市銀行ですが、今では親も就活生も興味がないようですね。都市銀行には安定性を感じない時代になったのでしょう。ただし、これは都心部だけの傾向であって地方では銀行(地銀)は人気企業に入っていると思われます。

いかがでしたでしょうか。親と子どもの意識の差を比較するのって面白いですよね。

 マイナビ「2018年度就職活動に対する保護者の意識調査」

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