第34回NAHAマラソン出場レポート(その3)

雷鳴のようなイビキで一睡もできない状態で臨んだマラソン大会当日。この日の予想最高気温は27℃。朝起きたときから暑いと感じる環境の中で最後まで走り切ることができるのか。大きな不安を抱えながら走りました。

スタート直前までスポーツドリンクを持参

起床したのは朝5時半。起床と言ってもずっと目は覚めていたのですが。熱めのシャワーを浴びて目を覚まし、昨晩買っておいた炭水化物系の朝食を食べました。カステラと大福餅とバナナ。普段朝食をとる習慣がないので、これだけでもお腹いっぱいになります。宿も朝食を用意してくれていたのですが、献立が不明だったのでこの日だけは自分で用意しました。

7時に友人が宿泊しているホテルのロビーで待ち合わせをして、会場まで徒歩で向かいました。会場に近づくにつれてランナーが増えてきます。この雰囲気が好きなのです。ランナーのほとんどが知らない人なのですが、この日だけは共に戦う戦友のような情が湧きます。

会場到着後、走る服装に着替え、8時に自分が走るブロックに並びました。僕は3回連続でFブロックです。このブロックは着替える場所やトイレが近く、結構お気に入りなのです。今後もずっとFブロックにしてもらいたいくらい。待っている間はずっとスポーツドリンクを飲んでいました。今大会の完走の鍵は水分補給にあると思ったからです。

レース前半は耐える区間

9時にレースがスタートしました。Fブロックがスタートラインを越えるのは約5分遅れです。今回のゲストスターターはプロゴルファーの新垣比菜さんでした。可愛かった。でも来年は35回大会なので女優の新垣さんに来てもらいたいですね。

走り始めて最初の想定外は国際通りで感じました。スタートして2kmにも満たない距離なのに、すでに汗でユニフォームが濡れだしたのです。気温の高さも影響しているのですが、それ以上に湿度が高く、残り40kmを走りきれるのか心配になりました。

NAHAマラソンの前半はずっと登りです。ただひたすら登るので、調子にのってスピードを上げると後半に後悔することになります。また、中間地点までは他のランナーも元気なので抜くことが難しい状態。だから一定のペースで淡々と走り続けました。天気は曇り空に変わったので後半よりも走りやすかったです。

26km地点で脚が動かなくなる

前半は1km約6分30秒から6分45秒のペースで走りました。もう少しペースを上げることはできたのですが、この気温の高さが気になってセーブして走りました。そして制限時間より1時間ほどの余裕も持って中間地点を越えることができました。

今まで曇っていた空には晴れ間が見えています。少しずつ気温が上昇しランナーの体力を奪っていきます。今まで会話しながら走っていたランナーも無口になります。歩き始めるランナーも増え、ときおり救急車が通るようになりました。NAHAマラソンはここからが本当の戦いです。

25kmまでは順調に走り続けることができましたが、26kmを越えてから脚に異変を感じました。脚の付根あたりが攣り始めたのです。この部位が攣るのは始めてです。さらになぜか軽い頭痛を感じ、若干目眩がするようになりました。

レース後、一緒に走った医師でもある友人にその状態を話すと、それは完全に熱中症だと。

30kmを過ぎてからは歩く時間のほうが長くなる

走っていて「これはヤバイかも」と思ったのは今回が初めてでした。でも時間に余裕はあるからリタイヤだけは絶対にしたくない。歩いているのか走っているのかわからないペースでとにかく前に進むことにしました。

35km地点までは1km走って1km歩く、を繰り返したのですが、35kmを過ぎてからは登り坂が増えてきたこともあり、完全に脚が止まりました。でも前に進まならければいけないので、とにかく歩く。しかもできるだけ速いスピードで。

何度も心が折れそうになりましたが、沿道の温かい応援のおかげで気力を保つことができました。本当にNAHAマラソンの応援って素晴らしい。残り3kmの地点で制限時間まで45分残っていました。これなら最後まで歩いても完走できる。そう確信しました。

最後の意地。残り1kmは走ってゴール

ゴールに近づくに連れて沿道で応援する人の数が増えていきます。せっかく応援してくれているのに、のんびり歩いていたら申し訳ないと思って、最後はできるだけ走るようにしました。そして、そのままゴール。

周囲には涙を流しているランナーがたくさんいました。厳しいレースほどゴール後の達成感は大きくなります。僕は何度も走っているので泣くほどでもなかったのですが、それでも今回は本当によくやったと自分を褒めてあげたい。まだまだ根性あるな、俺って。

30分前にゴールした友人はオリオンビール販売テントの前で待っていてくれました。この一杯のビールを飲むために42km走り続けたようなものです。その味は格別でした。今回一緒に走ってくれた彼にも感謝したいですね。

夜はいつものメンバーで打ち上げ

15時半に宿に戻り少し休憩をしてから、牧志市場周辺にある「一軒目」という居酒屋に向かいました。毎年、レース後にこの店で会うランナーたちがいるからです。年に一度しか会わないのに、なぜかすごく親しみが持てるのです。

他のランナーの完走報告を聞くと、やはり普段よりタイムが落ちた人がほとんどです。毎回4時間切りのランナーが今回は5時間半かかったとか。僕のように軽度の熱中症になった人もいました。厳しいのは自分だけじゃなく、走ったランナー全員が感じていたこと。だから完走できるかどうかは、結局気力なんだろうなと思います。

さすがに全員疲れたのか、珍しく一次会で解散して宿に戻りました。しかし、僕にはまだ戦いが残っていました。雷鳴のようなイビキをするオジサンがその夜も泊まっていたのです。


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