世界のデータ国力ベスト10

一昔前は石油やガスなど天然資源の保有量が国力を表していました。しかし、最近はそのような天然資源ではなく、「データ=情報」の保有量が国力を表すようになりました。EUのGDPR(EC一般データ保護規則)はご存知だと思います。これはEC内の個人情報保護を規定する法律ですが、FacebookやGoogleのような巨大情報通信企業が保有するデータ量が膨大になり、それが国の運営に大きな影響を与え始めているため作られました。今後、このような取り組みは日本を始め各国で行われるでしょう。

このように各国のデータ保有量は今後の国力に大きな影響を与えるのですが、今現在どの国の国力(データ国力)が優れているのでしょうか。今回はその順位をご紹介します。ここでご紹介する順位は、その国が保有する大規模データセンターに加え、海底ケーブルの保有量も加味しています。インターネットなど各国間のデータのやり取りは海底ケーブルを通して行われます。つまり、海底ケーブルの本数が多いほどデータ通信量が多くなり、結果自国のデータセンターにより多くのデータが蓄積されるのです。

データ国力ベスト10(日経調べ)

※%数値は大規模データセンターの世界シェアです。
※()カッコ内の数値は海底ケーブルの接続本数です。

第1位 米国 40.2%(50本)
第2位 中国(香港含む) 10.1%(43本)
第3位 英国 5.5%(55本)
第4位 日本 6.5%(34本)
第5位 シンガポール 3.3%(25本)
第6位 インド 3.3%(22本)
第7位 ドイツ 4.8%(12本)
第8位 オーストラリア 5.3%(10本)
第9位 フランス 2.4%(20本)
第10位 ブラジル 2.9%(13本)

上の表を見れば一目瞭然ですが、現在は米国が圧倒的なデータ国力を誇っています。日本人の皆さんが普段使っているスマホアプリを考えてみてください。その多くが米国の企業が開発したものです。Facebook、Instagram、Google、Twitter、Amazonなど。これらの企業のデータセンターの多くは米国にあります。世界中にユーザを抱える企業がどのくらいその国に存在するのか。それがデータ国力の大きさに直結します。現在は米国が圧倒的に強いのですが、今後は中国企業のデータ保有量が増えていくと予想されています。

もう一つ重要な指標が海底ケーブルの接続本数です。どれだけデータセンターの保有量が多くても、そのデータセンターに送られるデータ量が少なければデータセンターの価値は高まりません。つまり、データ国力を高めるためにはデータセンターに加え海底ケーブルも多く保有する必要があります。日本は海底ケーブル数に関しては健闘しています。しかし、データを保有する手段としてのソフト面が弱いのでしょう。今後は世界中を虜にするようなアプリやサービスを生まないと、日本のデータ国力は上がっていかないと考えられます。

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