日本酒ラベルから読み取れること

最近の日本酒ラベルはワインのようなオシャレなデザインが増えてきました。これらのデザインを見ると、ラベルの作り方に関してはルールが無いように思われるかもしれません。しかし、実際はしっかりした表記ルールが存在しています。今回はこの表記する情報をご紹介します。ラベルに表記されている情報の意味がわかれば、もっと日本酒を楽しめると思いますよ。

日本酒の表示

この日本酒は静岡県の土井酒造場が造る開運という銘柄です。銘柄名の後ろに「純米吟醸」と記載されています。純米吟醸酒は米と米麹だけで造られ、精米歩合60%以下の日本酒です。そしてその後ろには「生酒」と記載されています。一般的に日本酒は醪(もろみ)を搾って日本酒と酒粕に分けたあと、その日本酒に「火入れ」という工程を入れます。これは酒に残った酵素の動きを止め、酒の腐造に導く菌を死滅させるために行われます。通常これは貯蔵前と瓶詰め前の2回行われます。生酒とはこの火入れ作業を行っていない日本酒を指します。詳細は後日アップしますが、この殺菌対象となる菌には旨味成分も含まれているため、火入れをしない生酒にすることで個性豊かな日本酒に仕上げることができます。

アルコール度数は17度以上18度未満です。一般的な日本酒は15〜16度くらいですので、この日本酒は少しアルコール度数が高い日本酒といえます。ちなみに日本酒のアルコール度数は22度未満と決まっています。

原材料名には「米、米麹」と記載されていますので純米系の日本酒であることが分かります。そして精米歩合は「55%」です。これが50%になると純米大吟醸酒に分類される可能性もあります。原料米は「兵庫県産山田錦」です。国内の酒米生産地において兵庫県が最も質の高い山田錦を作ると言われています。

日本酒度とは、簡単に言えば「甘さ、辛さ」を数値で表現したものです。+(プラス)が大きいほど辛口、ー(マイナス)が大きいほど甘口になります。この日本酒の場合は「ちょい辛い」日本酒だと言えるでしょう。製造年月は2016年3月です。ちなみに製造時期とは上槽(醪を搾り日本酒と酒粕い分けること)した時を指します。

最近の日本酒のラベルは2極化していると思われます。日本酒初心者でもその日本酒の味わいが分かるように丁寧な説明をラベルに記載しているものと、文字情報は最小限に抑えデザイン性を重視しているものに分けられます。もし皆さんがこれから日本酒を勉強していきたいのであれば、まずは敢えて文字情報が多い日本酒選ぶことをオススメします。

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