平成29酒造年度全国新酒鑑評会で入賞した酒蔵はココ。

先月5月17日に独立行政法人酒類総合研究所が「平成29酒造年度全国新酒鑑評会」の入賞酒目録をリリースしました。今回はその中で金賞を受賞した酒蔵をまとめてみました。今後、日本酒を購入する機会があるときは金賞受賞蔵の入賞銘柄を参考にして選んでみてはいかがでしょうか。

全国新酒鑑評会ってなに?

まずは全国新酒鑑評会(以下、鑑評会)をご紹介します。この鑑評会を主催・運営しているのは独立行政法人酒類総合研究所と日本酒造組合中央会という組織です。彼らが公表している「鑑評会事務運営要項」によると鑑評会とは以下のような催しであるようです。

(目的)鑑評会は、日本国内で製造された清酒を全国的に調査研究することにより、製造技術と酒質の現状及び動向を明らかにし、もって清酒の品質及び製造技術の向上に資するとともに、国民の清酒に対する認識を高めることを目的とする。

一般的には評価者が出品された日本酒を飲み、評価基準に従って評価をし、最終的に出品された日本酒のランク付けを行なうものだと思われがちですが、この運営要項を見る限り、鑑評会は単にランク付けをするのではなく、調査研究し酒質を向上させることが主な目的だと分かります。日本酒を少しでも勉強している人なら分かると思いますが、日本酒は高い製造技術によって成り立つお酒です。そして製造技術が高い造り手ほど酒質の良い商品を生み出せます。つまり、この鑑評会で高い評価を得た酒蔵の製造技術を調査・研究し全国の酒蔵で共有することで、清酒業界全体の技術の底上げを行なうことができます。こうすることで、私たち消費者も質の高い美味しい日本酒を飲む機会が増えるのだと思います。

ちなみに評価方法は官能試験と理化学分析を行います。官能試験とはその名の通り、人が味わいと香りを評価するものです。この評価者は杜氏など日本酒の専門家が行なうようです。理化学分析では主に香気成分(バナナ香を出す酢酸イソアミルやリンゴ香を出すカプロン酸エチルなど)と、グルコース(いわゆるブドウ糖)を分析するようです。このあたりは専門的なお話になるので興味のある人は個別に調べてみてください。

平成29酒造年度全国新酒鑑評会 金賞受賞蔵

それでは鑑評会で金賞を受賞した蔵を紹介します。都道府県別に金賞受賞蔵の数を表記しています。この数字をクリックすると、受賞した蔵が一覧で表示されます。受賞した蔵のホームページには金賞を受賞した日本酒の説明が載っていたり、オンラインで購入できたりしますので興味のある方は訪れてみてください。

※同一屋号で蔵が別れている場合は屋号単位で一覧表示します
※鑑評会に出品していない都道府県は表示されていません

北海道 4蔵
青森県 5蔵
岩手県 9蔵
宮城県 13蔵
秋田県 13蔵
山形県 11蔵
福島県 19蔵
茨城県 7蔵
栃木県 9蔵
群馬県 5蔵
埼玉県 3蔵
新潟県 14蔵
長野県 12蔵
千葉県 5蔵
東京都 0蔵
神奈川県 2蔵
山梨県 1蔵
富山県 2蔵
石川県 3蔵
福井県 1蔵
岐阜県 3蔵
静岡県 3蔵
愛知県 6蔵
三重県 4蔵
滋賀県 3蔵
京都府 8蔵
大阪府 2蔵
兵庫県 19蔵
奈良県 4蔵
和歌山県 2蔵
鳥取県 0蔵
島根県 5蔵
岡山県 4蔵
広島県 7蔵
山口県 0蔵
徳島県 1蔵
香川県 2蔵
愛媛県 4蔵
高知県 7蔵
福岡県 5蔵
佐賀県 2蔵
長崎県 1蔵
熊本県 0蔵
大分県 0蔵
宮崎県 1蔵

 独立行政法人 酒類総合研究所

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