CtoC-ECにおけるネットオークションとフリマアプリの市場比較

前回はBtoC-ECに関する市場規模をご紹介しました。BtoC-ECに関しては市場規模そのものは拡大しているものの、その伸び率はそれほど大きくはなく、今後急激な拡大は想定できないと考えられます。伸びるとすればBtoC市場のメジャープレイヤーであるAmazonや楽天市場の業績が大きく影響するでしょう。一方、国内で市場規模を大きく伸ばしているのがCtoC-ECです。これはヤフオクやメルカリなど個人間で商品を売買する仕組みを利用したもの。今回はCtoCの中でネットオークションとフリマアプリの市場規模を比較してみました。

ネットオークションとフリマアプリの市場比較

下のグラフをご覧ください。2016年時点ではネットオークション市場がフリマ市場を上回っていたのですが、2017年にはフリマ市場がネットオークション市場を上回りました。メルカリなど使い勝手の良いシステムや物流を用意しているフリマアプリが増えたことが要因だと思われます。またオークション市場の規模自体はそれほど変化していないため、単純にフリマアプリを利用する消費者が増えたのだとも考えられます。ちなみにネットオークション市場全体(CtoCだけでなくBtoCも含む)で見ると2016年が1兆849億円、2017年が1兆1200億円でまだまだフリマ市場を圧倒しています。

現在、CtoCフリマ市場のメジャープレイヤーはメルカリで、その他の存在感はほとんどありません。今後も大きなシェアを獲得していくと思われます。しかし、私自身がメルカリを使って感じるのは利便性が少しずつ低下していること。商品点数が増えれば増えるほど購入者は欲しい商品を探しにくくなりますし探すために費やす時間も増えていきます。また、販売者も利用者が増えるほど競合が増えるわけですので売りにくい状況が生まれるでしょう。さらに同様の商品がメルカリ内で売られるわけですので結局は価格勝負になり利幅も小さくなるでしょう。当然、メルカリもこのような状況を改善しているとは思いますが、メルカリが抱える問題点を解決する新たなフリマプレイヤーが早く出てくることを期待します。

 経済産業省『平成29年度我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)』

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