おもしろおかしく、会社を経営する方法

京都に本社を構える堀場製作所。今では分析機器メーカーとして世界各国に顧客がいて、従業員の半数近くが外国人というグローバルカンパニーです。しかし、創業者の堀場雅夫氏が京都大学時代に会社を創業し、このような状態に至るまでは様々な苦労がありました。この苦労を乗り越えられた秘訣のひとつが「おもしろおかしく」という考え。これは堀場製作所の社是でもあります。言葉を変えればイージーゴーイング。もっと気楽に、容易に、楽しく仕事をやったらいい。そうすれば自ずと結果が付いてくる。今回は堀場雅夫氏の著書『おもしろおかしく 人間本位の経営』から、特に中小企業経営者に参考になる言葉をご紹介しようと思います。

中小企業経営者のための、おもしろくおかしくの方法論

事業創造を担う社長が清貧を気取るようではあかん。清貧では存在価値がない。追求するのは「清富」でしょう。

経営者というのは、第一線で働いてくれる社員が何に満足し、何に不満を持っているかを常に感じ取りカバーしないといけない。社員の不平不満を丁寧に解消すれば、定着率は上がる。

会社というのは資本と経営と労働の3つの要素で成り立っている。どれかひとつが強い立場にあるのではなく、それぞれがそれぞれの役割をきちんと果たすことで、会社はうまく回る。

「経営者たるもの、寝食を忘れて頑張らんとあかん」という人が日本では相変わらず多いけれど、それは違う。そんなにしんどい思いをしてまで経営せんでもいい。もっと楽に働く方法を堂々と見つけてもいい。

自分が主導権を握るには、自分が強い分野で戦い、自分が優位に立てる雰囲気を意識してつくる。言うなれば、ホームグラウンドに相手を引っ張り込むわけです。

自分が楽をしてうまく経営するためには、相手を怒らせたり嫌がらせをしたりするよりも、喜んでもらったほうがいい。相手を喜ばせてウィンウィンの関係を構築するのが商売のコツ。

オーナー経営者は大きなリスクをとれる立場にある。「全責任を負うのは嫌だ」という人は、経営者をやめたらいい。これからはオーナー経営者に有利な時代。決断が遅れがちなサラリーマン経営者はスピードが求められる環境下では致命的な弱さを見せることがある。

社長たるもの、堂々と高い報酬をもらえ。経営者の働きからすれば、それは当然の権利だ。役に立たない社長ほど報酬を抑えたがる。

重要な経営判断をする場面では、体調を整え、気分が乗っている時に決断すれば間違いも少ない。社長の究極の仕事は、決めること。ずるずると結論を先送りしてばかりでは、何のために会社に社長がいるのか分かりません。

ハイリスク・ハイリターンに挑む姿は一見格好いい。しかし、本当の経営者はローリスク・ハイリターンを狙う。リスクをゼロに近づける臆病さが経営者には必要だ。

「銀行に頭を下げてまで、金を借りるのは嫌や」という社長では、決して会社は伸びない。そんな余計なプライドはさっさと捨てましょう。

 おもしろおかしく 人間本位の経営(著・堀場雅夫)

堀場雅夫氏の関連書籍

 

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