正しい酒蔵見学のしかた

日本酒が好きになると、実際に日本酒を造る現場に行きたくなります。いわゆる酒蔵見学というものです。酒蔵見学に行くと、好きになったその日本酒がどのような現場で、どのような人が、どのように造られているのか自分の目で確かめることができます。そんな酒蔵見学ですが、最近は日本酒ブームも後押しして、大きな蔵元には団体客が観光バスで訪れることも珍しくありません。しかし、酒蔵見学に参加する人の中にはマナーを守らない人も多いようです。酒蔵は観光地ではありません。日本酒を造る現場です。他の業種の工場を見学する際にもルールがあるように酒蔵見学にもルールがあります。今回はそのルールをご紹介しようと思います。ルールを守り酒蔵で働く人たちに迷惑をかけないようにしましょう。

酒蔵見学を行っている蔵元のホームページを見ると、見学の際のルールが掲載されています。その中から特に守ってほしい項目をご紹介します。

納豆好きは要注意

皆さんご存知のように日本酒は微生物の働きを借りて造られます。酒蔵はこの微生物を絶妙なバランスを保つことで成り立っています。しかし、このバランスを一瞬で崩してしまう菌があります。それが納豆菌です。納豆菌は数ある菌の中でも生命力が非常に強く、万が一その菌が酒造りの工程に入ってしまうと麹菌よりも先に繁殖してしまいます。その結果、従来の味わいが出せず出荷することができない状態になってしまいます。

このような事態を防ぐために最低でも見学当日は納豆を食べないでください。可能であれば前日から食べないことをオススメします。酒蔵見学ツアーを主催する場合は、参加するメンバーに対して事前に納豆を食べないように通知しましょう。また、納豆だけでなくヨーグルトや漬物などの発酵食品も食べないほうがよいと思われます。

強い香りの香水は厳禁

日本酒造りは五感をフルに活用して行われます。舌だけでなく香りも製造工程においては重要な判断基準になります。したがって、製造工程においては日本酒造りに関係しない香りは邪魔になります。しかし、見学する人の中には強い香りのする香水や整髪料を付けてくる人が結構いるのだとか。酒蔵の中には香水を全面禁止し、強い香水をつけている人は見学を断る場合もあるようですので気を付けましょう。

試飲コーナーでの振舞い

酒蔵によっては見学を終えた後にその酒蔵で造られている日本酒を楽しむ機会が設けられています。市場には出回らない酒蔵だけの日本酒もあり、これを楽しみに見学する人も多いのではないでしょうか。しかし、ここでもルールを守らない人が多いようです。まず、お酒が入って大声で話したり騒いだりする人がいます。そこは酒場ではありませんので場をわきまえましょう。また、酒蔵のスタッフにおつまみが欲しいなど、無理な要求をするのはやめましょう。何度もいいますが試飲コーナーです。酒場ではありません。なぜ酒蔵が試飲コーナーを設けているのか考えてください。タダ酒を提供するためではありません。自社のお酒を飲んでもらい、当日または後日にでもそのお酒を購入してもらいたいからです。あくまでもビジネスの一貫としておこなっていることを認識しましょう。

以上3点が酒蔵見学する際に気を付けたほうがよいポイントです。お酒は楽しく飲むものですが、楽しむためにはルールが必要です。それは酒場だけでなく酒蔵でも一緒。酒蔵で働く人も見学する人も全員が楽しめるように振る舞えたらいいですね。

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