ローソンが独立前提の新卒採用を開始

いよいよ明日から2019年卒向けの新卒採用活動が本格的にスタートします。それに合わせ、各社が新たな新卒採用の取り組みをリリースしています。今後しばらくは新聞に掲載された各社の新たな取り組みをご紹介しようと思います。

今回ご紹介するのはコンビニエンスストア大手・ローソンです。日経新聞によると、同社は2019年新卒学生を対象に入社1年以内にコンビニエンスストアのオーナーとして独立することを前提とした採用を開始します。「新卒起業家育成制度」を設け、独立意欲の高い学生を中心に最大10名の採用を目指すようです。

ただしオーナーになるためには諸条件があるようです。まず入社時の雇用形態は「契約社員」です。契約社員として1年間直営店で働いた後にオーナーになる機会が発生します。また、応募段階でローソンの店舗でアルバイトとして働いていることも条件です。ということは、対象になるのは今現在ローソンでアルバイトをしている学生だけで、それ以外の学生、例えば他のコンビニエンスストアで働いている学生は対象外になります。

どんな学生層をターゲットにしているのかわからない

おそらくローソンも初めての試みで成果はそれほど期待していないと思いますが、起業意欲の高い学生が、業務が定型化されたコンビニ経営を選ぶのか疑問です。僕はオーナーではなく本社に入って新事業を立ち上げる方が起業意欲を満たせると思います。また、契約形態が契約社員というのも若干抵抗があるのではないでしょうか。さらに応募段階においてローソンで働いていることが条件というのも敷居が高いなと。ローソン以外のコンビニエンスストアのアルバイト経験の他、飲食業やアパレルの接客経験も経営には十分役立つと思うのですが。

最近は優秀な学生ほど卒業後自身で起業したり、成長性の高いベンチャーに入社したりする傾向があります。この場合、自分で新事業を考え展開する機会があり、成功すればそれに見合った報酬が手に入ります。もちろん失敗すれば相応の責任を取る必要があります。一方、コンビニオーナーの場合は起業といっても本社が決めた仕様の中での経営であり、好き勝手に事業を考え展開することは許されません。その分、年収が上下することは少ないと思いますが、大幅な年収アップも望めません。

このローソンの記事を読んで最初に思ったのが、どんな学生をターゲットにしているのかということ。自分で起業しようという意欲の高い学生にとって、コンビニ経営は魅力的な起業とはいえないでしょう。一方、安定志向が強い学生は大手企業や官公庁で働きたいと思うはずですので敢えてコンビニ経営者は選ばないでしょう。だとすれば、起業意欲はあるものの、それほどリスクをとらずに経営者になりたいと考える学生でしょうか。うーん、リスクをとらずに経営者になりたいと考える学生って人材として魅力ありますか?僕が採用担当者なら採用したいと思わないですし、そもそもそんな学生が存在するのか疑問です。

この採用がどんな結果になるのか楽しみです。

 ローソン採用情報

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