京都・二条城のトイレをIoT管理する優れもの

早くトイレに駆け込んで用を足したいのに、急いでいる時に限って満室って経験ありませんか?僕が通っているフィットネスジムには各階にトイレがあるのですが、近くのトイレが満室だった際、どの階のトイレに移動したら空いているのかその場では分からず、各階を行ったり来たりした経験があります。でも、今回リリースされたIoTを利用すればトイレの空き状況がその場でわかり、無駄な移動を減らすことができそうです。

金物メーカーと半導体メーカーのコラボ

この商品を開発したのは次の2社です。1社目は大阪に本社を置く株式会社シブタニという会社。おそらくほとんどの人が知らないメーカーだと思いますが金物業界では有名な企業です。皆さんの自宅の錠前やドア用金具で同社の商品が使用されている可能性があります。実は僕はマイナビ時代に同社の新卒採用のお手伝いをしていたのですが、社員にインタビューした際にニッチプロとしての情熱を感じたことを思い出します。もう1社は京都に本社を置くローム株式会社です。こちらは有名な企業ですので説明するまでもないでしょう。

では、なぜこの2社が今回の商品を開発するに至ったのでしょうか。実は最近、一人あたりのトイレの利用時間が増えているのだとか。その原因はトイレの快適性向上にあるようです。清潔感が増しているのもありますが、スマホとWi-Fiの普及に伴ってトイレの中で時間を潰すことが可能になり長居する人が増えているようです。確かに僕もトイレ(大)に入っている時は必ずスマホを触っています。ひとり当たりのトイレ利用時間が増えれば回転率が落ちます。つまり、トイレを効率的に運用することができなくなります。このような問題を解決するためにこの商品を開発するに至りました。

電池・配線レスの「SWITCHSTRIKE AIR」

この商品の名は「SWITCHSTRIKE AIR(スイッチストライクエアー)」といいます。この商品の特徴は3つあります。ひとつ目は発信機能。既存製品では物理的にセンサの設置が難しかったり、設置出来たとしても正確な情報を取得したりすることができませんでした。しかし同商品は施錠のスライド部分に発信機能を付けることで正確な情報を発信し、且つどのようなトイレでも設置可能にしました。二つ目の特徴は、電池不要・配線不要であること。通常、電気機器には電気を送るための配線をしたり内部に小型の電池を入れたりする必要があったのですが、同商品は施錠・解錠の一瞬の動きで発電する機能を備えているため内部電池も配線も不要になりました。これで設置・管理コストがだいぶ抑えられます。3つ目は用途の多様化に対応していること。ネットワークに接続することで、建物の管理者がパソコンでトイレの稼動状態を確認することができます。また、スマホアプリに情報を発信すれば利用者が空いているトイレを探しやすくなります。さらにネットワークを介さずにトイレの入口に空き状況を示すサインボードを設置することもできます。個人的にはマラソン大会の各地点のトイレ状況をスマホアプリなんかで表示してもらえたら助かるな〜。

まずは二条城で試験運用開始

この商品ですが京都市と協力して今年の2月6日から二条城で試験運用が始まっています。興味のある方は二条城に訪れてみてはいかがでしょうか。京都は観光客が多く公衆トイレの効率的な管理が求められています。この商品で管理者だけでなく、利用者にもメリットが生まれたらいいですね。ただ、これは個人的な感想ですが、トイレに駆け込むときはトイレの空き状況を確認する余裕はありません。満室だからといってトイレに行かないという選択肢はありません。だから将来的には空き状況だけでなく、空き予測もできるようにしてほしいです。用を足す前と足した後では人体に何かの変化があるはずですので、それを便座のセンサで読み取って「そろそろ空きますよ」というメッセージを表示してほしい。また用を足した後なのにトイレに長居する人があれば何らかのアラートを表示するような仕組みも欲しい。これからトイレがどのように進化していくのか楽しみですね。

 株式会社シブタニ

関連記事

  1. 【京都マラソン応援企画】ランナーが集まる飲食店

  2. 女性の活躍推進企業データベースを使ってみる

  3. 第3回京都嵐山耐熱リレーマラソンに出場してきました!

  4. 酒蔵見学ができる北海道の酒造場(随時更新)

  5. 日帰りビーチBBQなら鳥羽キャンプセンターがおすすめ

  6. 京都のおすすめシェアオフィス