稼ぐために働きたくない世代の働き方

リリース当初は読みたい本が見つからなかったAmazon Prime Readingですが、最近は読みたくなるような本も増えてきました。今回はその中から「モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体新書(著・尾原和啓)」を選び読みましたので、そのポイントをご紹介します。

サブタイトルに入っている「稼ぐために働きたくない世代」とは、ざっくり言うと今の20代から30代前半の人たちです。この年代が考える「働く」ことと、僕らのような40代、50代の「働く」ことの意味合いに差が生まれています。40代・50代の多くは、金銭的な快楽をモチベーションにして働くことができました。金銭的な快楽があるからこそ上司の理不尽な要求にも応え、大して好きでもない仕事に時間を費やしてきました。しかし、今の20代・30代は金銭的な快楽よりも「働く意味」を大事にする世代です。働く意味、働く価値を見いだせない仕事に時間を費やしたくない。影響力の小さな仕事でも、身近な誰かのために役立てる仕事がしたい。こんな考えで働く世代を理解するために、ぜひこの本を読んでみてください。

これからの働き方とは

30代以下の「乾けない世代」にとって、最も犠牲にしたくないのが「自分の時間」

彼らは「金銭的な快楽」よりも「良好な人間関係」や「意味合い」を重視する人が非常に多い

必要最低限のものが溢れている今は、時間をかけて課題を解決することよりも、課題自体を発見したり、新しく課題を定義したりすることに投資する時代

「インサイト」が重要視され、仕事と遊びの境目があやふやとなった今では、なるべく仕事は「公私混同」で取り組んだほうが効果的

仕事をするうえで最もハッピーなことは「自分にとって好きで楽にできることと、相手にはできないことが噛み合うこと」

一見非効率に見える人間の「好き」を突き詰めて、その「好き」に共感する人が「ありがとう」とお金を払ってくれる「偏愛・嗜好性の循環」こそが残っていく。

異なる「強み」を掛け算する最強チームとは、ゴレンジャーのように、できるだけカラーの違うメンバーを揃え、あらゆる角度、意外な方向から飛んでくる変化を素早く捉え、チャンスに変えられるチーム

これからは仕事と私生活が分離した「ワークライフバランス」ではなく、生きがいとお金に変えていく「ライフワークバランス」の時代

変化する時代では、変化しないでいることのほうがむしろリスク

自立とは、依存先を増やすこと

すでに存在するモノに対する「意味のイノベーション」が大事

所感

コワーキングスペースで働く時間を取ることで、まさにこの20代・30代前半と会話する時間が増えました。彼らと会話して感じるのは、本書にも書いてある通り「意味」を非常に重視すること。そして、物事を「点」で捉えている人が多いなと。物やサービスが不足していた僕らの時代は物事を「面」で捉えて、とにかく多くの人に使ってもらうことを理想としていました。そのおかげで今の若者は何不自由なく生きていくことができています。そういう点では今の40代以上の貢献度は非常に高いと思います。しかし、彼らが作った「面」には実は所々に穴が空いていました。その穴が今、社会的な問題として浮かび上がっています。

今の20代・30代前半が考えるビジネスモデルを見ていると、その穴を埋めるものが多いと感じます。それは面ほど広範囲ではないものの、特定の人に対しては非常に大きな効果をもたらします。彼らが考える「意味合い」といはこういうことなのでしょう。今後私たち40代、50代が彼らに貢献できることは、点で考えた彼らのアイデアを面として広げていくことではないでしょうか。それは過去の経験知かもしれませんし、お金(投資)なのかもしれません。お互いを理解し合えない存在と捉えるのではなく、タッグを組めば最強になれる存在と捉えられたらもっと面白いビジネスが生まれそうですね。

 (Amazon)モチベーション革命

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