「思いやり」を持つだけで、ビジネスは成功に近づく

Amazon Prime Readingを使いはじめて、最初に読んだ本が「なぜ、あの人の周りに人が集まるのか」。物語は今にも潰れそうなコンビニにMBA帰りのオーナーの娘と、アルバイトのオバチャンが入るところから始まります。MBA取得者の娘は教科書通り、マニュアル通りにコンビニ運営を進めていきますが思った通りの成果を出すことができません。一方、動作が鈍く、いつもニコニコしているオバチャンの周りでは不思議に良い空気が生まれ、それが成果に繋がっていきます。MBA娘とオバチャンとの差は一体何なのか。それが「思いやり」です。「思いやり」を持つことで、なぜ仕事が上手くいくのか。最初は半信半疑で読み進めましたが、中盤まで読み進めるまでもなくどっぷりこの世界にハマってしまいました。今回は本書に書かれている重要なポイントの中からいくつかピックアップしてご紹介します。Amazon Primeを契約している人は無料で読めますので興味も持ったらぜひ読んでみてください。

自分の周りに人が集まるようになるヒント

頼まれる前に「気づく」ことで、人の心に響く

頼まれてから動くのは「当たり前」です。これでは人の心に響きません。頼まれる前に「気づく」ことで、人の心に響くのです。

「おせっかい」を覚悟で「親切」をする

「おせっかい」と「親切」の境目は実ははっきりしていません。だから最初から「親切」だけすることはできません。「親切」をするためにはたくさんの「おせっかい」をして、失敗を繰り返しながら徐々にその境目を自分の身体で覚えていく必要があります。

「傍を楽にする」という心を持つ

「働く」とは「傍を楽にする」ことです。お金を稼ぐために働くというのは当たり前ですが、その根本に「傍(周囲)を楽にする」ということがあることを忘れては繁盛はありません。

マニュアルとは「ここから何ができるか」という最低限の線である

マニュアルは上限ではなく下限である。だから「これさえすればよい」というものではない。大切なのは心の中にマニュアルという線を引き、その上に顔がでるように務めることです。

売る人は、買う人の気持ちがわかっているはず

誰でも「買う」ときに不愉快な経験をしたことがあるはずです。「売る」立場になったときは、自分が経験した不愉快なことを買う人に経験させないことが大切です。

今のコンビニはマニュアルを上限と捉えているのではないか

本書から得られる知識は上記だけではありません。もっと大切な情報がいっぱい詰まっています。興味を持った人はぜひ読んでみてください。本書を読みながら、自分がよく通うコンビニのことを思い浮かべてみました。入店したときはどこからともなく「いらっしゃいませ!」という声が聞こえます。スタッフと目が合うわけでもなく、顔を合わせたわけでもないのに挨拶だけはするマニュアルがあるのでしょう。さらに不思議なのは何も買わずに店を出ても「ありがとうございました!」という挨拶が飛び交うことです。個人的には、何も買わない客にそんな挨拶は必要ないと思うのですが、これもきっとマニュアルに載っているからルーチンとして行っているのでしょう。

さて、このコンビニには「思いやり」があるのでしょうか。どのコンビニに入っても同じモノが手に入り、同じ体験ができるようにするという店舗戦略をとっているわけですので特に悪いことではありませんが、「人に対する思いやり」が何一つ感じられません。中にはマニュアルを超えた「思いやり」を持って接客するコンビニもあると思いますが極稀でしょう。物流が発達し、全国津々浦々までコンビニなど小売店が作られている世の中ですが、これからはもっと個性のある小売が生まれて欲しいなと感じます。「どこで買っても一緒」ではなく、「あそこの店で買いたい」と思わせることが必要なのでしょうね。

(Amazon)なぜ、あの人の周りに人が集まるのか?

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