スノーピークから学ぶ「好きなことだけ」を仕事にする経営

アウトドア好きなら知らない人はいないスノーピークという会社。あのアップルも見学に来るほど注目されているアウトドア用品メーカーです。そんな注目企業のトップを務めるのが山井氏。彼自身が大のキャンプ好きで年間30泊から60泊をキャンプで過ごしているヘビーユーザーです。そんな彼がどのような経営哲学を持ってスノーピークという会社を経営しているのか彼の著書「スノーピーク『好きなことだけ!』を仕事にする経営」を元にご紹介しようと思います。

経営理念

彼の考えは一貫していてブレがないのが特徴です。

ファンを生む上で一番の核になるのは、他社と圧倒的な差異化した製品、サービスの提供である

スノーピークの製品を使うことによってユーザー同士がつながり、友達が増えることによって、人生が輝きを増す。こうした広がりを生むために、ファンと会社の距離の近さは重要だ

スノーピークでは1つの製品については、最初の企画段階からデザイン、協力工場と連携しての製造ラインにのせるまでを1人の開発担当者が一貫して手がけている。最後まで1人が責任を持って作ることによって、開発者が「自分自身も絶対にこの製品がほしい」というところまで品質を引き上げる

製品には機能的な価値と、製品自体を支える精神的な価値がある。製品の機能的価値が価格以上であることに加え、最近では会社の姿勢、ポリシー、フィロソフィーといった精神性で選ぶユーザーが増えている。これは「正当性」「オーソドキシー」と言い換えることができる

他社が右に進んだら、あえて左に進む。そんな思考回路の会社になる

スノーピークは「好きなことだけを仕事にする」=「好きな製品だけを作る」=「自分たちが持っている選択の自由を正しく行使する」経営

誰に対して、どんな製品を、どんな形で売るのか。この3つの組み合わせをどうしていくか考えることこそが経営者の仕事だ

AとBの選択肢があり、「AもBも違う」と思ったら、どちらかを無理に選んではいけない。迷うことなく別の道としてCを自分で考えていかなければいけない。

人材観

ブレない経営には、ブレない人材、主体的に動ける人材が必要

ユーザーに楽しい時間をすごしてもらうための製品を作っている会社である以上、それを手がける社員が心地よく働く環境が必要だ

新卒採用の面接では「アウトドアが好きかどうか」「スノーピークが好きかどうか」と同時に、「主体的に動けるかどうか」や「周りの社員とうまくやっていけるかどうか」を重視している

誰かの力を借りなければ仕事ができない人は通用しないし、「自分に何ができるか」を考えられることが重要だ

中途採用の場合は「これから何ができるのか」「主体的に動けるか」がカギになる

今まで僕が経験したキャンプは小学生の時に経験した学校行事だけだったのですが、本書を読んでオートキャンプを経験してみたくなりました。仕事で行き詰まった時は、キャンプ道具を持って一人自然の中に身を委ねる。自然と一体化することで、オフィスとは違う考えが生まれてくる。うーん、なんだか大人の遊びだ。

遊びも仕事も徹底的に楽しむ。そんな考えに基づき経営しているスノーピークですが、実は東証一部上場企業です。これからどのように成長していくのか要注目ですね。

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