誰もが知っている超有名レンタルサーバ「ロリポップ」が先日7月11日に無料独自SSL対応したとリリースしました。それまではファーストサーバの「Zenlogic」やエックスサーバなど若干マイナーというかマニア向けのサービスしか対応していませんでした。今回ロリポップが無料SSL対応したということで、一気にSSL対応するウェブサイトが増えそうですね。僕も個人でロリポップを使っているので、今回はロリポップで無料SSL対応にする方法と、SSL対応後の注意点をご紹介します。
ロリポップで無料SSL対応する手順
手順と言っても非常に簡単です。こんな簡単な仕組みを作ってしまうところがロリポップのすごいところ。他のサービスは「知っている人だけ使えたらいい」という視点ですが、ロリポップは「誰もが使えるもの」という視点でサービスを作りますよね。こういうサービス開発はとても参考になります。
手順1 管理画面を開きましょう。
管理画面を開いたらサイドメニューの「独自SSL証明書」をクリックします。
手順2 SSL証明書 申込・設定画面を開く
SSL証明書の設定画面が開きます。ここにご自身が契約している独自ドメイン表示されます。この中でSSLを設定したいドメインを選択しチェックボックスをクリック。そして「独自SSL(無料)を設定する」ボタンをクリックします。
手順3 約30分後にSSL設定が完了
約30分でSSLの設定が完了し、「SSL保護有効」となります。これで設定は終了です。誰でもできます。超簡単。
SSL設定後に起こったこと
URLが2つ出来る
従来使っていた「http://」で始まるアドレスはそのまま残り、新たに「https://」から始まるアドレスが出来ます。つまり、ひとつのウェブサイトで2つのアドレスが出来てしまいます。これをこのままにしておくのか、SSL適用アドレスのみにするのかはご自身の判断によると思いますが、SSL設定前にSNSなどでブログのURLを貼り付けたりしていた場合は両方使うほうがよいかもしれません。もしhttpsに統一したい場合は「.htaccess」にリダイレクト用のコードを追記しましょう。これでhttpのアクセスを自動的にhttpsに遷移させます。htaccessは重要ファイルですので、わからない場合はわかる人に一杯ご馳走してやってもらいましょう。
WordPressの設定からURLを変更
ウェブサイトにWordPressを導入している場合は、「一般設定」画面からWordPressアドレスとサイトアドレスを変更しておきましょう。
内部リンクのアドレスをhttpsに置換する
SSLが正常に適用されるとブラウザのアドレスバーに「保護された通信」と表示されますが、たまにエラー表示される場合があります(◯の中にiが表示されたマークが出ます)。このエラーのほとんどは、ソース内にhttpで始まるアドレスが混ざっているためです。特にWordPressにアップした画像を使っている場合はhttpになっていることが多いので、ソースを見ながらhttpsに変更しましょう。一括で変換するプラグインもあるようですので探してみては。
いかがでしたでしょうか。ロリポップのおかげで独自SSLが身近なものになりました。ロリポップは料金も非常に安いですので、これから自分でウェブサイトを作りたい方にはオススメできます。ちなみに当社はロリポップの取次も行っていますので契約したい方は声かけてください。