たった1時間で読めてしまった本ですが、この1時間でビジネスにおけるコミュニケーションの重要性が分かりました。今回読んだ「チャンスがやってくる15の習慣」を実践すれば、今までよりも部下や上司、取引先とのコミュニケーションが楽しくなるはずです。今回はその15の習慣と、そのポイントを要約してご紹介します。詳しく知りたい方は購入してみてください。
チャンスがやってくる15の習慣
【1】人は自分にしか興味がない、と知っておく
人間とは、もともと自分のことしか考えない生き物です。関心があるのは自分自身であって、そもそも他人に興味はありません。これが人間の本性です。別の言い方をすれば、(中略)あなたも、世の中の誰よりもあなた自身のことに、はるかに関心を持っているはずです。
【2】相手のことだけ話題にする
次の言葉を、あなたのボキャブラリーから削除しましょう。「私」。その代わり次の言葉を使ってみてください。「あなた」。
【3】認められている、と相手に感じさせる
人間なら誰しも、価値ある人間でありたい、みんなに認められたいという願望を持っています。(中略)よい人間関係を築きたいと思ったら、あなたがその人の価値を認めていると、相手に知らせることが肝心です。
【4】とにかく、同意する
同意できる人間になるには、①同意する習慣が身につくよう努力する。②同意するときは相手にそれを知らせる。③相手に同意できなくても、どうしても必要な場合を除いて反対しない。④自分がまちがっているとわかったときは、すなおに認める。⑤自分の意見を一方的に主張するのを控える。⑥けんか好きの人間には、取り合わない
【5】聞き役に徹する
聞き上手のルールは、①話している人の方をきちんと見る。②話し手の方に体を傾け、熱心に聞く。③質問する。④相手の話題の腰を折らないようにし、別の話題を持ち出さない。⑤相手の言葉『あなた』を使う。
【6】相手の求めているものを見つける
相手が何を求めているかは、相手に質問したり、相手をよく観察したり、相手の話を注意して聞くことによって、知ることができます。
【7】あなたの意見は「ある人の意見」として語る
第三者の口を借りて話すことで、相手はあなたが答えるよりもずっといい印象を持つでしょう
【8】「ノー」と言わせない状況にする
「ノー」と言えない状況にするには、①「イエス」という理由を示す。②「イエス」としか答えられない質問をする。③質問しながら、「イエス」という言うようにうなずきましょう。④どちらを選んでも、答えが「イエス」となる二者択一の質問をする。⑤相手が「イエス」と答えると確信を持って質問する。
【9】会った瞬間に笑顔を向ける
どんな人間関係も、最初の数秒でその後の雰囲気が決まります。人は相手の態度を見て、それと同じように行動する傾向が強いです。会った瞬間に、まず目を合わせ、心からの笑顔を向けましょう。
【10】1日に3人、ほめ言葉をかける
ほめ方のルールは、①心からほめる。②その人自身をほめるのではなく、その行動をほめる。
【11】相手のミスに、怒りで反応しない
相手にミスを納得させるルールは、①そばに誰もいない場所で行う。②ミスを指摘する前に、必ずねぎらいの言葉や、ほめ言葉をかける。③その人個人を批判するのではなく、行動を批判する。④解決方法を示す。⑤命令するのではなく、協力を求める。⑥1回のミスにつき、批判を1度まで。⑦なごやかな雰囲気でしめくくる。
【12】「ありがとう」と、声に出す
感謝が伝わるスキルとは、①心をこめて「ありがとう」と言う。②感謝の言葉は明確にはっきりと言う。③相手の顔をきちんと見る。④名前を呼んで感謝する。⑤感謝する訓練をする。
【13】自分には価値がある、と信じる
自分の価値を高めるルールは、①率直に話す。②意気込みを示す。③心配しすぎない。④他人をおとしめて、自分を偉く見せようとしない。⑤人や物を悪く言わない。
【14】5つのルールを守って話す
話し上手のルールは、①話す内容をきちんと知っておく。②言いたいことを言ったら、すぐ終わる。③聞いている人の顔を見ながら話す。④聞き手が聞きたがっていることを話す。⑤演説をしようとしない。
【15】今までの習慣を実践する
知識自体に価値はありません。知識は使ってこそ価値が生まれます。
補足が必要な習慣がほとんどです。ぜひ本書を読んで身に付け、実践してみてください。
チャンスがやってくる15の習慣―Skill With People
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