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中小企業向け健康経営優良法人認定制度とは

経済産業省は従業員の働き方を変えることで生産性や業績を高める取り組みを積極的に推進している企業を「健康経営優良法人」と認定し、求職者や金融機関、関係会社から社会的な評価を受けることができる環境を整備しようとしています。特に重要なのが中小企業の働き方改革への取り組みです。新聞を読んでいる人はわかると思いますが、働き方改革の取り組みに関して取り上げられるのは大企業ばかりです。大企業はそのような取り組みを推進するための部署もあり資金的な余裕もあるため、多様性を維持するために積極的に取り組み企業のイメージを高めようとしますが、中小企業はそもそもその知識を持った従業員が少なく、働き方を変えることで返って生産性や業績を減退させる要因にもなると考えてしまいます。このような状態になれば、求職者は中小企業よりも働きやすい大企業に入りたいという動機が生まれます。現在、中小企業は人手不足で苦しんでいますが、ますます人が集まらない状態に陥っていくでしょう。

このような状態を改善するために、経済産業省は中小企業の健康経営優良法人認定制度を広めようとしています。優良法人に認定されれば経済産業省がその企業名を広めてくれたり、金融機関から融資を受けやすくなるなどそれなりのメリットがありそうです。では、どうすれば優良法人に認定されるのかその基準をご紹介します。

中小企業向け健康経営優良法人認定基準

基準には必須項目と一部必須項目があります。

<必須項目>

  • 健康宣言の社内外への発信及び経営者自身の健診受診
  • 健康づくり担当者の設置
  • 40歳以上の従業員の健診データの提供
  • 従業員の健康管理に関連する法令について重大な違反をしていな いこと

<一部必須項目>

  • 定期検診受診率(実質100%)
  • 受診勧奨の取り組み
  • ストレスチェックの実施
  • 健康増進・過重労働防止に向けた具体的目標(計画)

のうち2項目以上

  • 管理職又は一般社員に対する教育機会の設定
  • 適切な働き方実現に向けた取り組み
  • コミュニケ-ションの促進に向けた取り組み

のうち1項目以上

  • 保健指導の実施又は特定保健指導実施機会の提供
  • 食生活の改善に向けた取り組み
  • 運動機会の増進に向けた取り組み
  • 受動喫煙対策
  • 従業員の感染症予防に向けた取り組み
  • 長時間労働者への対応に関する取り組み
  • 不調者への対応に関する取り組み

のうち3項目以上

優良企業に認定された場合のメリット

上記基準を満たし優良企業に認定された場合、中小企業にどのようなメリットがあるのでしょうか。経済産業省の資料によりますと、大きく2つのメリット(インセンティブ)があるようです。

  • 自治体による表彰制度
  • 地元金融機関からの低利融資
  • ロゴマークが使用できる

自治体から表彰されることで市民に広く知ってもらうことはできますし、自治体との距離が縮まることは企業にとって悪いことではありません。それよりも中小企業の資金繰りに大きく関わる融資が有利な条件で受けられるのは嬉しいですね。多くの地元金融機関がそのような低利融資を設けていますので、取引金融機関の担当者に聞いてみてはいかがでしょうか。

中小企業にとってメリットがありそうな制度ではありますが、課題はこの制度の認知拡大でしょう。経済産業省や自治体に認定されたとしても、広く市民が知っていなければ人手不足の解決にはつながりそうもありません。もっと大々的にPRして認知度を高めてもらえば認定制度に興味を持つ中小企業も増えるのではないでしょうか。

 

 経済産業省 健康経営優良法人認定制度

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